型コロナ感染拡大で
高齢者の活動3割減少

新型コロナウイルスの感染拡大で高齢者の活動時間がおよそ3割減少していることが分かり、国立長寿医療研究センターでは感染予防を行ったうえでできるだけ体を動かすよう呼びかけています。

国立長寿医療研究センターは緊急事態宣言が出ていた4月23日から27日にかけて、東京や大阪などに住む65歳から84歳の男女1600人を対象に、インターネットを通じて活動の状況を調査しました。

それによりますと、運動や家事など活動している時間は1月は1週間当たり4時間5分でしたが、4月には3時間となり、およそ3割減少しました。

また、何らかの運動をしていると答えた高齢者は50%で、どんな運動をしているか複数回答で尋ねたところ、「自宅内での運動」が35%、「ウォーキング」が34%、「屋外での運動」が3%でした。

国立長寿医療研究センターでは活動時間の減少は介護が必要な高齢者の増加につながりかねないとして、散歩や体操を促す無料アプリの開発を進めていて、感染予防を行ったうえで、できるだけ体を動かすよう呼びかけています。