集回避へ 質疑中の一時
的な離席認める方針確認

新型コロナウイルスの感染防止に向け、自民党と立憲民主党は、密集を避けるため、衆議院では本会議などで質疑が行われている間、議員が一時的に席を離れることを認める方針を確認しました。

自民党の森山国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長は、「緊急事態宣言」が出されたことを受けて、今後の国会運営の在り方を協議しました。

そして感染防止に向けて密集を避けるため、衆議院では本会議や委員会で質疑が行われている間、定足数を満たしたうえで、議員が一時的に席を離れることを認める方針を確認しました。

森山氏は記者団に対し「採決は全員が出席して行うという原則を大事にするが、質疑は中継されており、議場内にいないと分からないシステムにはなっていない。それぞれの会派の判断でいいと思う」と述べました。

また安住氏は「大げさなことはせず、具体的に実効性があると思える考え方に集約できたことはよかった。緊急事態の中で、現実的な対応をしていきたい」と述べました。