イラク日報「やかに報告
すべきだった」防衛省 課長

陸上自衛隊のイラク派遣の日報問題では、統合幕僚監部に報告が上がったのは2月末で、統合幕僚監部が大臣に報告したのは、1か月後の先月31日で、対応の遅れが指摘されています。

これに関連して、防衛省の三原祐和文書課長は、参議院外交防衛委員会で、大臣が報告を受ける3週間余り前の先月7日ごろまでに、日報の存在を把握していたことを明らかにしたうえで、「再確認を行っていたが、速やかに報告すべきだった」と述べ、謝罪しました。

また、統合幕僚監部の鈴木敦夫総括官も、先月5日には把握していたにもかかわらず、直ちに大臣に報告しなかったとして、「適切性を欠く対応だった」と述べました。

小野寺大臣は、「『直ちに第一報すべきだ』と厳しく指導した。事務的な流れの遅さは襟を正していくべきだ」と述べました。