会の機能確保の方策議論
衆院憲法審で 与党側が提案

新型コロナウイルスの感染拡大で与党側は、衆議院憲法審査会を開いて、国会の機能を確保する方策を議論したいと野党側に提案し、引き続き協議することになりました。

衆議院憲法審査会の与党側の筆頭幹事を務める自民党の新藤 元総務大臣は野党側の筆頭幹事を務める立憲民主党の山花 憲法調査会長と会談しました。

新藤氏は憲法上、衆参両院は総議員の3分の1以上の出席がなければ、本会議を開いて議決できないと定められていて、感染が広がった場合、国会が機能しなくなる可能性があると指摘しました。

また憲法には国会議員の任期が定められているものの、感染拡大が長期化すれば、選挙ができないおそれもあるとして、速やかに憲法審査会を開いて、議員の任期延長も含めて、国会の機能を確保する方策を議論したいと提案しました。

これに対し、山花氏は来週、野党側で相談する考えを伝え、引き続き協議することになりました。