学2年生の就職活動
ルール順守を経済団体に要請

再来年の2022年春に入社する今の大学2年生の就職活動について、衛藤一億総活躍担当大臣は採用面接の開始時期を、前の年の6月以降とするルールを順守するよう経済団体に要請しました。

衛藤一億総活躍担当大臣は31日、経団連の中西会長や日本商工会議所の三村会頭と会談し再来年2022年春に入社する今の大学2年生の就職活動に関する要請書を手渡しました。

要請書では、採用面接の開始時期は前の年の6月1日以降とする、今のルールを順守することや、インターンシップと称した事実上の採用活動を行わないこと、それに、学生の個人情報の取り扱いにあたっては、関係法令を順守することなどを求めています。

これに対し、中西会長は「新型コロナウイルスの感染で採用活動のスケジュールが乱れたり、学生が企業を知る機会がなかったりして、いろいろな課題を抱えている。企業と学生がコミュニケーションを取れる具体策を展開し、学生が心おきなく企業を選択できる状況をつくっていきたい」と述べました。