校再開を決めた自治体
の判断は尊重」文科相

萩生田文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、WHO=世界保健機関がパンデミック=世界的な大流行になっているという認識を示したことに関連して、「当面は、臨時休校の実施を通じて感染拡大防止に全力を尽くすことが最も重要だ」と述べました。

一方、学校の再開を決めた自治体があることについて「おさえ込みができていて、感染者が発生していない自治体もあるので、そうした自治体がみずからのさまざまな知見で一時再開すると判断したことは尊重したい」と述べました。

そのうえで、萩生田大臣は、「学校が媒体となってクラスター化をする事態は、今のところ発生していないので一定の効果はあったと個人的には思っている。今回の一斉休校の意味を学校現場や自治体と共有しながら、春休みの過ごしかたも発信していきたい」と述べました。