染症危険情報 欧州の
一部に「レベル2」追加

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外務省は、ヨーロッパに対する「感染症危険情報」について、イタリア北部と国境を接するスイス南部のティチーノ州とスペインの首都があるマドリード州など3つの州に不要不急の渡航をやめるよう呼びかける「レベル2」を出しました。

また、アイスランド、オーストリア、オランダ、スウェーデン、スロベニア、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、モナコ、リヒテンシュタイン、アンドラ、ルクセンブルクに、渡航に際して十分注意するよう呼びかける「レベル1」を出しました。

ヨーロッパでは、すでにイタリア北部を中心とした5つの州などを渡航中止を勧告する「レベル3」に、それ以外のイタリアなどを不要不急の渡航をやめるよう呼びかける「レベル2」にしているほか、ドイツとフランスを、渡航に際して十分注意するよう呼びかける「レベル1」にしています。

一方、外務省は、アメリカで初めてとなる「感染症危険情報」として、西部のワシントン州を渡航に際して十分注意するよう呼びかける「レベル1」を出しました。

このほか、中東のカタールとバーレーンも「レベル1」にしました。

中東では、すでにイランについて、首都のあるテヘラン州など11の州が渡航中止を勧告する「レベル3」に、このほかの全土が、不要不急の渡航をやめるよう呼びかける「レベル2」になっています。

米国滞在や渡航予定の日本人は注意を

外務省はアメリカに滞在したり、渡航を予定したりしている日本人に向けて、「スポット情報」を出し、アメリカでの感染症例が増加しているとして、感染のさらなる拡大の可能性に注意し、予防のため、最新の情報に注意するよう呼びかけています。