軍 日数超え実弾射撃
「対応していきたい」防衛相

大分県の陸上自衛隊の演習場で、在日アメリカ軍の実弾射撃訓練が事前に公表された日数を超えて行われたことなどを受け、大分県の広瀬知事が河野防衛大臣に再発防止を要請したのに対し、河野大臣はアメリカ側に対応を求める考えを示しました。

大分県にある陸上自衛隊の日出生台演習場で、先月、在日アメリカ軍の実弾射撃訓練が行われましたが、地元が自粛を求めていた午後8時以降の訓練が相次いだほか、事前に公表された日数を超えて訓練が行われました。

これを受けて、大分県の広瀬知事は2日、国会内で河野防衛大臣と会談し、「防衛省との協定の趣旨に反する行為で、断じて容認できない」などとして再発防止を求める要請書を手渡しました。

これに対して、河野大臣は「地元との約束に反する日が続き、誠に申し訳なく思っている。先週、在日米軍司令官を呼んで抗議した。しっかりと対応していきたい」と述べました。

会談のあと、広瀬知事は記者団に対し、「河野大臣には非常に理解を示していただいた。しっかりとした答えを期待したい」と述べました。