木外相とタイ外相が会談
タイのTPP参加へ連携

タイを訪れている茂木外務大臣は、ドン外相と会談し、おととし発効したTPP=環太平洋パートナーシップ協定に新たにタイも参加できるよう、緊密に連携していくことで一致しました。

会談でタイのドン外相は、日本など11か国が参加して、おととし12月に発効したTPP=環太平洋パートナーシップ協定に参加するかどうか、前向きに検討を進めており、詰めの段階に入っていることを明らかにしました。

これに対し、茂木外務大臣は「ぜひ早いうちに参加してほしい」と述べ、タイが参加できるよう、できるかぎりの支援を行う考えを伝え、緊密に連携していくことで一致しました。

また、このあと会談したプラユット首相からは「TPP参加を決定した際には、日本に最初に伝達する」と伝えられました。

一連の会談後、茂木大臣は記者団に対し「保護主義の台頭も見られる中、日本が自由貿易の旗手として、自由で開かれた公正な共通ルールを世界に広げていくのは極めて重要だ」と述べました。