産庁取締船増強で態勢
強化する考え 江藤農相

石川県の能登半島沖で、水産庁の漁業取締船と北朝鮮の漁船が衝突した事故を受けて、江藤農林水産大臣は参議院予算委員会で、再来年度までに、水産庁が保有する取締船を新たに2隻増やすなど、取締り態勢を強化する考えを示しました。

この中で、江藤農林水産大臣は、石川県の能登半島沖の日本の排他的経済水域内で、水産庁の漁業取締船と北朝鮮の漁船が衝突した事故に関連して、「年間5000隻を超える船が入ってくるが、現有7隻しか保有しておらず、なかなか厳しい状況だ。1隻に関わっていると、その隙を突いてくるというようなことも実際に起こっている」と述べました。

そのうえで、江藤大臣は水産庁が保有する取締船について、再来年度までに新たに2隻増やし、荒れた海でも航行できるよう大型化し、防弾も強化するほか、老朽化した2隻を更新するなど、取締り態勢を強化する考えを示しました。