森町の断水 早期解消へ
財政支援表明 厚労相

加藤厚生労働大臣は、台風19号で大きな被害を受けた宮城県丸森町を視察し、断水の早期解消に向け財政支援を行うとともに、避難所での感染症対策にも万全を期す考えを示しました。

加藤厚生労働大臣は、宮城県丸森町を訪れ、台風の大雨によって壊れた浄水設備の仮復旧の様子などを視察しました。

丸森町では、水道管の破損によって、いまだに、およそ2700戸で断水が続いているということで、町の担当者から、隣の角田市から配管をつないで供給を受けたり、仮設の取水口を設置したりして解消を目指しているものの、本格的な復旧には時間がかかることなどの説明を受けました。

続いて、町役場で保科町長と面会し、水道施設の復旧に対する財政支援の拡充や、認定こども園の再開に向けた支援を求める要望を受けました。

このあと、加藤大臣は記者団に対し、「1日も早く断水が解消されるよう、本格的な復旧に向けてできるかぎり支援していきたい」と述べました。

また、加藤大臣は、「ことしはインフルエンザの発生が早いので、感染症対策や健康指導を行っていく」と述べ、避難所での感染症の拡大防止などに万全を期す考えを示しました。