西電力 参考人招致
「現時点では難しい」

関西電力の問題をめぐって、参議院予算委員会は経営幹部らに対して、来週、参考人としての出席が可能か確認しましたが、関西電力側は「現時点では難しい」と回答しました。

参議院予算委員会は、野党側が関西電力の経営幹部らが多額の金品を受け取っていた問題の事実関係を解明する必要があるとして、来週の委員会に幹部らの参考人招致を求めたのに対して、与党側は、本人の了解を条件に招致を認める考えを示し、委員会として、出席が可能かどうか幹部らに確認しました。

これに対し、関西電力側は11日「第三者委員会を設置し、今後、客観的かつ徹底的な調査に真摯(しんし)に対応していくこととしており、現時点では委員会における質問に十分な回答をすることが難しい状況だ」などとして、出席できないと回答しました。

参議院予算委員会は、今後、関西電力に対し文書で第三者委員会の調査結果の報告時期などについて質問し、回答を求めることにしています。