崎衆院議員を書類送検
元秘書への傷害と暴行の疑い

自民党の石崎徹衆議院議員の秘書をしていた男性が議員から暴行を受けたとして被害届を出していた問題で、警察は、石崎議員がこの男性を殴ってけがをさせたなどとして傷害と暴行の疑いで書類送検しました。

衆議院比例代表北陸信越ブロック選出で自民党の石崎徹議員をめぐっては、秘書だった男性がことし5月から7月にかけて議員から複数回殴るなどの暴行を受け、体にあざができたなどと訴え、警察に被害届を提出していました。

警察は先月から議員に任意で事情を聴くなど、捜査を進めていました。

その結果、警察は25日、石崎議員がこの男性を殴ってけがをさせたなどとして傷害と暴行の疑いで書類送検しました。
石崎議員はこれまで、文書で「乱暴な運転をする秘書に対しては厳しく注意することはありますが、運転に支障が出るような暴行を働くはずがありません」などとコメントし、暴行を否認しています。

菅官房長官「説明責任 果たすべき」

菅官房長官は、午後の記者会見で「捜査中の事案なのでコメントは控えるが、一般論で言えば、政治家は常にみずからを律するとともに説明責任を果たすべきだ」と述べました。

石崎議員 取材に応じず

石崎徹衆議院議員や事務所は、書類送検されたことについて、これまでにNHKの取材に応じていません。