閥にとらわれず…」
石崎氏 石破派退会の意向

ポスト安倍を目指す自民党の石破元幹事長の派閥から、衆議院議員1人が退会する意向を示し、次の総裁選挙をにらんで態勢固めを図る石破派にとって痛手となりそうです。

衆議院比例代表北陸信越ブロック選出で、石破元幹事長の派閥に所属する石崎徹議員は26日、石破派の幹部と面会し「初心に返って、政策の幅を広げるため、無派閥で出直したい」などとして、派閥を退会する意向を伝えました。

石破派は、今後、幹部が対応を協議することにしています。

石破派は、石破氏本人を含め国会議員20人が所属していますが、石崎氏が退会すれば、19人となります。

自民党の総裁選挙に立候補するためには、国会議員20人の推薦人が必要で、去年9月の総裁選挙で、石破氏は、みずからの派閥に加え、竹下派の参議院側や無派閥の議員らから推薦を得て立候補しました。

次の総裁選挙をにらんで態勢固めを図る石破派にとっては痛手となりそうです。

石崎議員「当面は無派閥で」

自民党の石崎徹衆議院議員は記者会見し、石破元幹事長らと26日面会し、派閥の退会届を提出したことを明らかにしました。

そのうえで、「派閥にとらわれることなく、さまざまな政策課題に取り組んでいきたいという思いが強くなった。平成の時代が終わろうとしていて、社会全体が大きな節目を迎えることも判断材料の1つだ。去年9月の総裁選挙は石破氏への恩返しのつもりで頑張った。当面は無派閥で活動したい」と述べました。