「ことさら今回のが強い
とは感じていない」斉藤氏

衆参同日選挙の臆測が出ていることも念頭に、安倍総理大臣が「『風』はコントロールできるものではない」などと述べたことに対し、公明党の斉藤幹事長は「風が強いとは感じていない」としたうえで、同日選挙に否定的な考えを改めて示しました。

安倍総理大臣は30日、与野党の間で、夏の参議院選挙に合わせて衆議院の解散・総選挙が行われるのではないかという臆測が出ていることも念頭に、「『風』というものは気まぐれで、誰かがコントロールできるようなものではない」と述べました。

公明党の斉藤幹事長は31日、記者会見で「『解散風』は数週間前から強くなったり弱くなったりしながら吹いているが、衆議院選挙から2年近くたつと風は吹くもので、ことさら今回の風が強いとは感じていない」と述べました。

そのうえで、衆参同日選挙については「有権者が混乱する。決して好ましいものではない」と述べ、否定的な考えを改めて示しました。

また山口代表は、党の参議院議員総会で「衆議院の解散は総理大臣の専権事項であり、一喜一憂せず参議院選挙に全力を挙げたい」と述べました。