葉 御宿町長が辞職の
意向 町議会と対立

町議会との対立が続いていた千葉県御宿町の石田義廣町長は、今年度の予算案がいまだに承認されていない異例の事態を解消するため、議会側の求めに応じて辞職する意向を一部の議員に伝えたことがわかりました。

御宿町では、石田町長が導入した事業の継続の是非をめぐって町長と町議会の対立が続いていて、ことし3月、町議会が今年度の予算案を否決したのに対し、石田町長は議会の承認を得ないまま暫定予算を専決処分で執行する異例の事態となっていました。

こうした中、石田町長は予算案の承認を得るため、11人いる議員のうち議長や反対する6人の議員と今週、話し合いを持ち、議員側が承認の条件として町長の辞職を求めたのに対し、その場で辞職する意向を伝えたことが、出席した複数の議員の話でわかりました。

それによりますと、石田町長はそのうえで来週27日の朝、議長宛てに辞表を提出する考えを伝えたということです。

石田町長が辞職を申し出た場合、町の選挙管理委員会に通知された翌日から50日以内に町長選挙が行われます。