労省課長が韓国空港での
トラブルで更迭「厳正に対処」

厚生労働省によりますと、今月19日、労働基準局の当時の課長が休暇中に旅行で訪れていた韓国の空港で職員とトラブルを起こし、現地の警察から取り調べを受けたということです。

厚生労働省は、20日、「課長の職務を継続することは難しい」として、大臣官房付に異動させ、更迭しました。

これを受けて、根本厚生労働大臣は22日、閣議のあとの記者会見で「私的な旅行中とはいえ、トラブルを起こしたことは極めて遺憾だ」と述べたうえで、「処分については、事実関係を把握したうえで厳正に対処する」と述べました。

前課長は今月7日、自民党の会合で、介護などの受け入れ業種ごとに最低賃金を全国一律にする調整を始める考えを示したものの、その直後に大臣などに「個人的な見解にすぎない」と否定されていました。