ジャーナリスト殺害事件で
批判受ける皇太子と電話会談
安倍総理大臣はジャーナリストの殺害事件で批判を受けているサウジアラビアのムハンマド皇太子と電話で会談しました。外務省によりますと、事件の話題は出なかったということです。
安倍総理大臣は7日夕方、サウジアラビアのムハンマド皇太子とおよそ15分間、電話で会談しました。
この中で、安倍総理大臣は「日本はサウジアラビアの経済改革を支持しており、戦略的パートナーシップのもとで、強力に支援していきたい」と伝えたのに対し、ムハンマド皇太子は「両国間の幅広い分野での協力を拡大し、一層強化していきたい」と応じました。
そのうえで、両氏はことし6月に開かれるG20大阪サミットと、来年、サウジアラビアで開かれるG20サミットの成功に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。
ムハンマド皇太子はサウジアラビア人のジャーナリストが殺害された事件をめぐって、国際社会から批判を受けていますが、外務省によりますと、7日の電話会談では、事件の話題は出なかったということです。