“さまざまな悩みの統一的な電話相談”実施へ 7日から1週間

新型コロナの影響の長期化や物価高騰などを踏まえ、政府は、7月7日から1週間、さまざまな悩みに全国の民間の支援団体が対応する、統一的な電話相談窓口を設けることになりました。

これは、孤独・孤立対策を担当する野田少子化担当大臣や支援団体の担当者らが記者会見して発表しました。

それによりますと、新型コロナの影響の長期化や物価高騰などによって、孤独や孤立の問題が深刻化しているとして、7日午前10時から1週間、さまざまな悩みに応じる統一的な電話相談窓口を設けるとしています。

電話番号は「#9999」で、生活困窮や死にたいほどつらい状況、DVや性暴力、それに18歳以下の悩みなど、自動音声で相談内容を選択すれば、全国で活動する民間の支援団体につながります。

政府は、今回を含めて年内に3回、電話相談を実施し、結果を分析したうえで、来年度以降、恒常的な運用を目指すとしています。

野田大臣は「いざというときにしっかり思い出せるような番号にした。孤独・孤立で悩んでいる方々に必要な支援がより速やかに届くよう取り組みたい」と述べました。