立憲民主党の菅元総理大臣が「弁舌の巧みさではヒトラーを思い起こす」などとツイッターに投稿したことについて、日本維新の会の馬場共同代表は、菅氏の事務所を訪れ、謝罪と撤回を求めて抗議しました。これに対し、菅氏は「謝罪が必要とは全く考えていない」などと応じました。

立憲民主党の菅元総理大臣は、先月、みずからのツイッターで、元大阪市長の橋下徹氏と日本維新の会について「弁舌の巧みさではヒトラーを思い起こす」などと投稿しました。

これについて日本維新の会の馬場共同代表は、党を侮辱するものだなどとして、1日、菅氏の事務所を訪れ、投稿を撤回し謝罪するよう求め、抗議文を手渡しました。

これに対し、菅氏は「投稿はすでに党を離れた橋下氏について述べたもので、日本維新の会への謝罪が必要とは全く考えていない」などと応じ、謝罪しない考えを強調しました。

菅氏の投稿をめぐって、日本維新の会は、立憲民主党に対しても謝罪を求める抗議文を提出していて、これに対し立憲民主党の泉代表は、菅氏の一存で行ったことだなどとして、党としては関与しない考えを示しています。