「のり」主人公の漫画公開
主役の声優は梶裕貴さん 佐賀
佐賀県特産で販売額日本一の「のり」を擬人化し、恋愛やバトルを繰り広げる、ちょっと変わった漫画を佐賀県が制作し、インターネットで公開されています。
この漫画は、佐賀県が特産の「のり」の魅力を知ってもらおうと、15人の漫画家に依頼して制作しました。
今月公開された県の特設サイト「佐賀海苔主役祭り」には、「のり」が主人公として登場し、広島の「かきめし」や、福岡の「めんたいこ」など全国46の都道府県の擬人化されたご当地名物と恋愛やバトルを繰り広げます。
さらに8本の漫画には、声優がセリフをつけるなどした動画も公開しました。
さまざまな料理に合う多彩な魅力を放つ主役の「佐賀海苔」を熱演したのは人気漫画「進撃の巨人」のアニメで主人公の声を担当した梶裕貴さんです。
そしてご当地名物の声を、ヒロイン役を担当した石川由依さんが務めました。
佐賀県によりますと、新型コロナウイルスの影響で外出する機会が減ってコンビニのおにぎりが売れず、のりの需要が大きく減っているということで、人気声優を起用した今回の取り組みで、のりの消費を呼び起こしたいとしています。
動画は、佐賀県の特設サイト、ユーチューブ、そしてツイッターで公開されています。
「この恋、ノリじゃないから。」
動画として公開された作品のうち、福岡県の特産品「めんたいこ」が登場する「この恋、ノリじゃないから。」は、恋愛ストーリーです。
「佐賀海苔」と「福岡明太子」はお隣どうしの幼なじみという設定で、学校の教室を舞台に2人の相性のよさが描かれています。
「ノリドロイド」
また「ノリドロイド」は、ロボットとなった佐賀の「のり」が北海道の「バター」を救う「SF・ファンタジー」です。
しゃく熱のオーブンの中、バターは食パンの上で溶けて消えてしまう自分の運命を受け入れ始めます。
その時、突如現れたのは、バターの相棒のロボット、サガノリプロトタイプ。
バターを守るために初めてプログラムにはない行動をとります。
ふたりの運命は…。