立民と国民 衆院選へ協力は
個別に連合と政策協定で

立憲民主党と国民民主党は、それぞれ個別に連合と政策協定を結び衆議院選挙に向けた協力を確認しましたが、両党の間には共産党をめぐるスタンスに違いがあり、協定に沿って協力関係を深められるかは不透明です。

衆議院選挙に向けて、立憲民主党と国民民主党は今月15日、新型コロナウイルスから国民の命と暮らしを守り、不安定な雇用の是正に取り組むなどとした政策協定をそれぞれ個別に連合と結びました。

協定はいずれも同じ文面で、両党が選挙で「連携・協力」することも明記されました。

ただ協定をめぐっては、連合は当初、3者共同での締結を目指しましたが、先の東京都議会議員選挙で立憲民主党が共産党と連携したことに国民民主党が反発し実現しませんでした。

国民民主党内で「立憲民主党が共産党との連携をこれ以上強めれば協定は十分に守れない」という声が挙がるなど、両党の間には共産党をめぐるスタンスに違いがあり、協定に沿って協力関係を深められるかは不透明です。