萩市長選 河村元官房長官の
弟が現職やぶり初当選

山口県萩市の市長選挙が21日行われ、衆議院山口3区選出の河村元官房長官の弟でもある新人が初当選を果たしました。次の衆議院選挙で、山口3区での立候補を模索する自民党の林芳正参議院議員が支援した現職は敗れ、河村氏が地盤を守った形になりました。

今回の萩市長選挙は、2期目を目指す現職の藤道健二氏と、元山口県議会議員で新人の田中文夫氏の2人の争いとなりました。

選挙戦で、藤道氏は、次の衆議院選挙で山口3区での立候補を模索する自民党の林芳正参議院議員の支援を受けました。

一方、山口3区選出で同じ自民党の河村元官房長官は、弟でもある田中氏を支援し、選挙戦は、山口3区をめぐる代理戦の様相を呈しました。

そして、21日投票が行われ、河村氏が支援した田中氏が500票差で藤道氏をやぶって初当選を果たし、河村氏が地盤を守った形になりました。

河村氏「次の衆院選は大事な選挙 私も負けられない」

河村氏は「次の衆議院選挙は自民党が政権を維持する大事な選挙で私も負けられない。林氏には林氏の考えがあると思うが、国政選挙は党の方針にしたがってやる選挙だ」と述べました。

林氏「後援者の声をしっかり受け止め 精進を重ねる」

林氏は、山口3区からの立候補について「いろんな後援者からいろんな声をいただいているので、それをしっかり受け止めて精進を重ねていければと思っている」と述べるにとどめました。