武藤貴也元議員 ひき逃げの
疑いで書類送検 現職時

自民党に所属していた武藤貴也元衆議院議員が現職だった5年前、都内で車を運転中に男性をはねてけがをさせたうえ、そのまま立ち去ったとして、ひき逃げなどの疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは、6年前まで自民党に所属していた武藤貴也元衆議院議員(41)です。

警視庁によりますと、現職だった2016年7月、東京 中野区の都道でワゴン車を運転中、路上に止めてあった車から降りてきた60代の男性をはねて軽いけがをさせたうえ、そのまま立ち去ったとして、ひき逃げなどの疑いが持たれています。

現場周辺の防犯カメラの映像などから車が特定され、捜査の結果、元議員が関わった疑いが強まったということです。

警視庁によりますと、調べに対し黙秘しているということです。

武藤元議員は2012年に滋賀4区から自民党公認で立候補して初当選し、衆議院議員を2期務めましたが、未公開株をめぐる金銭トラブルが報じられたことを受けて6年前に自民党を離党し、その後の衆議院議員選挙には立候補していませんでした。

そして、おととし、滋賀県議会議員選挙に立候補して落選したあと、必要な届け出をせずに文書を配ったとして公職選挙法違反の罪で起訴され、現在も裁判が続いています。