国勢調査調査員が21世帯分
個人情報記載資料を紛失 堺

大阪 堺市で国勢調査の調査員が21世帯分の個人情報が記載された資料を紛失したことが分かりました。これまでに紛失による被害は確認されていませんが、市は、関係者に謝罪するとともに調査員への指導を徹底するとしています。

堺市によりますと、市内で国勢調査の調査員を務める70代の女性が11日、国勢調査の回答状況を記載した確認表という書類3枚を紛失したということです。

確認表には、回答を終えた21世帯分の世帯主の名前や住所のほか、男女の別などの個人情報が記載されていたということです。

その日の調査を終えて帰宅後、確認表が見当たらないことに気がつき市に申し出たということです。

堺市の聞き取りに調査員は「道中で落としたか、誤って未回答の世帯に確認表を投かんしたかもしれない」と話し、確認を進めるとともに警察に届け出ましたが、これまでのところ見つかっていません。

紛失による被害は確認されていないということですが、堺市は、個人情報が記載された世帯に謝罪するとともに、「調査書類の管理の徹底を強く指導して、再発防止に努める」としています。