どもの“集団移動経路”
3万6千か所で安全対策必要

幼稚園や保育園などの子どもたちが集団で移動する各地の経路を点検したところ、7割近い、およそ3万6000か所で安全対策が必要なことがわかりました。

ことし5月、保育園児が犠牲になった大津市での交通事故などを受け、政府は全国の幼稚園や保育園などの子どもたちが集団で移動する経路の安全点検を進めています。

10月末までに点検した場所の7割近い、およそ3万6000か所で、歩道が狭かったり、道路標識が見えづらかったりするなど、安全対策が必要なことがわかりました。

子どもの安全対策をめぐって、政府は歩道の拡充・整備や防護柵の設置、道路標識の塗り直しなどを行うほか、小学校の通学路の「スクールゾーン」と同様に、保育園などの周辺に「キッズゾーン」を設けるとしています。