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きじまりゅうたさんに教わる まーさんキッチン特別編 その2

「田芋とポークのもちもちジューシー」
  • 2024年01月07日

 

まーさんキッチン、今回も前回に続いて特別編。原大策アナウンサーが料理研究家のきじまりゅうたさんに「田芋とポークのもちもちジューシー」の作り方を教わります。もち米を使わずに、もちもちに仕上げる技もあるそうです。

きょうのメイン食材は「田芋(ターンム)」。
県内では金武町や宜野湾市が主な産地です。

聞くところによると、子孫繁栄の象徴だとか。

子芋がたくさんつくから、そう考えられているんですよ。

なるほど、そういうことなんだ!

では、作り方を教えていただきます。

「田芋とポークのもちもちジューシー」の作り方

まず、米をといで水に浸しておきます。
米の中心までしっかり水を吸わせることで、炊きムラを防ぎます。

どのくらいまで吸わせるのですか?

米が乳白色になるまで、30~40分吸わせてください。

左は吸わせていない米、右が吸わせた米

次は材料の下ごしらえですね。

まず、蒸した田芋を7~8mm幅のいちょう切りにします。

里芋やサツマイモを入れることが多いのですが、田芋を使うと何がいいのですか?

ずっしりとした食感で食べごたえも満点です!

続いてご紹介したいのがお肉。
ポークを使います。
7~8mmのさいの目に切ります。

よくジューシーには豚のかたまり肉を使いますが、ポークなのですね。

ポークは常備している人も多いと思います。
大量に使うわけではないので、缶詰のポークで作りやすく。

ここでもちもちジューシーを作るための食材の登場です。

「切り餅」です。
5mm幅の薄切りにします。

切り餅を使って作ったことがありません。

切り餅を使ったおこわ風炊き込みごはんは、私の大得意!
もちもち食感のジューシーを沖縄のみなさんに提案したいです。

さあ、炊いていきましょう!

炊飯器もしくは鍋に、水気を切った米と餅を入れます。
そして、しょうゆ・砂糖・みりんを入れて混ぜます。

具を入れる前に混ぜるのですか?

米と餅に調味料と水分を混ぜてから具をのせる方が、米と餅がなじんでもちもち感が出るんですよ。

具を入れるというか、のせます。

のせる順番は?

ポーク、田芋の順番です。
炊いたあとに一度具を取り出すので、ポークが下にあったほうが、米にくっつかずあとで取り出しやすいんです。

炊いているあいだに、風味づけに使うからし菜をきざみます。
少し粗く。

炊きあがった後に入れるんですね。
からし菜は合いますか?

ポーク、田芋、餅と重くなりがちな食材をそろえたので、風味的にも食感的にも、軽いからし菜を合わせるとGood!

こちらは炊けたごはんです。

ごはんが炊きあがったら、具を取り出して、ごはんをしっかりかき混ぜます。

このまま混ぜてはいけないのですか?

一度具を取り出して米と餅をしっかり混ぜると「おこわ感」が出るんです。

最後に具を戻し入れて、からし菜も入れてざっくりと混ぜます。

盛り付けたものがこちら。
「田芋とポークのもちもちジューシー」できあがりです!

ごはんがもちもち!
田芋のずっしりとした食べ応え。
口に入れてから、うまみがどんどん広がっていく感じ。
おいしいです。

よかったです!

沖縄は食材がたくさんありますし、行事食、伝統の食文化がいろいろあるじゃないですか。
ぜひまた来て学ばせていただきたいです!

ぜひまたお越しください。
ありがとうございました!

  • 原 大策 (はら・だいさく)

    沖縄放送局 アナウンサー

    原 大策 (はら・だいさく)

    2023年4月から沖縄放送局に勤務
    「おきなわHOTeye」メインキャスター
    離島をはじめ、沖縄の魅力を全身で発信中!

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