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ラグビー リーグワンに挑む ショーン・ヴェーテー選手

NHK岡山「もぎたて!」 ラグビーファンご注目!目指すは日本代表!
  • 2024年02月26日

日本ラグビーを背負って立つ存在になるかもしれません。
環太平洋大学ラグビー部、ニュージーランド出身のショーン・ヴェーテー選手。
この春から静岡ブルーレヴズに加入し、リーグワンに挑みます。
大学の施設で自主トレーニングに励んでいたヴェーテー選手に意気込みを聞きました。
(アナウンサー 勝呂恭佑)

アクションで引っ張る

ヴェーテー選手の特徴は何といっても大きさです。

手の大きさを比べると…(左:私  右:ヴェーテー選手)

ポジションは、
スクラムの最前線で相手と組みあうプロップ。

最前列、一番手前がヴェーテー選手

大きな体格を生かした力強い”突進力”が持ち味です。

背番号「3」

「日本のラグビーはテンポが速く最初は苦労した」と振り返りますが
体力を強化するなどしてチームの中心選手として活躍。
最終学年では、チーム内のリーダーも務めました。

 自分がアクション(行動)していく。
(力を)練習で100%出す。
    ウエイトも100%出す。
    フィットネスも100%出す。
 みんなにその姿を見てもらう。
(自分の)リーダーシップスタイルは
 あまりしゃべらないけれど、アクションをする。
ートークは苦手?
 トークはあまり…
ーだから、アクションで?
 そう、アクションで示す。

岡山の自然が大好き

ヴェーテー選手は、ニュージーランドの高校時代のチームメイトが留学していたことなどが縁で2020年に環太平洋大学に留学してきました。

岡山生活がどうだったか聞くと…

岡山のライフスタイルがすごく好き。
静かだから、岡山大好き。山もきれい、旭川も。
夏休みオフの日に日本人の友達と一緒に車で2時間くらいかけて行ってバーベキューもした。
遠いけど、きれいだった。
ー岡山の自然でリフレッシュ?
リフレッシュする、楽しかった。

子どもたちが憧れるような選手に

1月下旬。
ヴェーテー選手は大学の施設でひとりトレーニングを行っていました。
これまで以上のレベルで繰り広げられるリーグワン。
そこで戦うための体づくりです。

前のトレーニングときょうのトレーニングでもっとレベルアップしたい。
1%でもいい(から、積み重ねていきたい)。
プロップだからスクラムが大事。
パワーが大事。
だからパワーアップしていく。

ーどんな選手になりたい?
ベストプロップ選手になりたい。
例えば 、子どもたちが俺を見て
「ショーンはスクラムが強い選手だね」と言われるようになりたい。

チームでの活躍
そして、その先も見据えて

ー目標は?
小さな目標は、静岡ブルーレヴズで試合のメンバーに入りたい。そのままスタメンに入りたい。
スクラム・アタック・ディフェンスで強くなりたい。
ー自信は?
あるけれど、しっかり毎日準備・練習をしていきたい。

さらに、大きな目標も力強く語ってくれました。

取材後記

ひとりで自分を追い込みながらトレーニングを重ね
1%ずつでも成長していきたいと語るヴェーテー選手。
”実直な人柄”を感じました。

ラグビーファンの皆さんはご存じかと思いますが
静岡ブルーレヴズには、
日本のスクラムを世界で渡り合えるように育て上げてきた長谷川慎コーチが在籍しています。
世界トップレベルの選手もいます。
実直さを生かしながらこうした環境で
ヴェーテー選手が今後どれだけレベルアップしていくのか…
非常にワクワクしています。

岡山の皆さん!
レヴニスタの皆さん!
そして、ラグビーファンの皆さん!
ショーン・ヴェーテー選手にぜひご注目を!

  • 勝呂 恭佑

    アナウンサー

    勝呂 恭佑

    中学でラグビーを始め、大学までラグビー部。
    だ円球を毎日追いかけていました。
    ポジションはフルバックでした。

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