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世界中のおいしいを安城で堪能♪【澤田拓海アナのグルメ紀行】

  • 2024年01月12日

【アナウンサーの東海グルメ紀行】全国で2番目に多い28万人もの外国人が暮らす愛知県。至る所で外国料理のお店をよく見かけます。中でも安城市には、本場の味が気軽に楽しめるお店がいっぱい。外国ルーツの皆さんが推す「お正月に食べたい料理」とは一体?外国の文化や言葉に興味津々のワタクシ、澤田拓海が訪ねました。

新安城駅にやってきました!

名古屋駅から特急でおよそ30分。新安城駅前に到着。

すぐに見つけた ブラジル食材専門店!

駅からわずか徒歩2分で、ブラジルの食品などを扱うスーパーがありました。

見たことない商品がズラリ

店に入ると、まるでブラジルに来たかのよう。ポルトガル語であふれています。
肉と豆を煮込んだブラジル料理の缶詰や、ブラジルではおなじみの炭酸飲料も。
奥には、精肉の加工スペースまでありました。

ブラジルでは超有名な炭酸飲料も

さっそく店員さんに、新年に食べる本場の料理を伺いました。
店員「パネットーネを食べます」
澤田「パネットーネ、初めて聞きました」

「パネットーネがオススメ」

パネットーネは、ドライフルーツを練り込んで焼き上げられています。
イタリア発祥ですが、移民によってブラジルでも広がり、今ではクリスマスや新年のお祝いで食べられる大人気の料理です。

ブラジルの新年はパネットーネで迎えます

お店の中で特別に試食させていただきました。

おいしさは…ハンパネットーネ!?

澤田「GOSTOSO!(※ポルトガル語で「おいしい」)
すごいドライフルーツがしみていて、香りが鼻に抜けていきますね。
このパンもとってもしっとりしていて、かなり合います。とってもおいしいです」
 

赤ちゃんも夢中になるおいしさでした!

店員「私個人としてはこれもおいしいんですけど、この上にマーガリンを塗って、ちょっとトーストして食べたりとか、あと紅茶にも合いますし、それかマーガリンを塗って、ブラジルのハムをのせて食べたりとか、そういう食べ方をしています」

徒歩圏内に様々な外国料理専門店が!

新安城駅周辺には、本場の味が楽しめる外国料理のお店がいっぱい。
インドネシア料理のレストランやインド料理のお店。
ベトナムの食材を扱ったお店も。駅周辺の歩ける範囲だけで、10軒近くもありました。
地元の方によると、安城市の周辺には自動車関連企業などがあり、外国人労働者も多いので、本格的な外国料理のお店が多いのではないかということです。
 

続いてやってきたのは、南米・ペルー料理のレストランです。
ペルーって、“美食の国”として知られているそうですね?
店主「主にスペインと、日本、中国の食文化の影響を大きく受けていまして、さらに沿岸部、山岳部、アマゾンなど3つの地形で取れる野菜や食べ物が異なっていて、食材の宝庫とも呼ばれています」

いろんな食材が手に入る“美食の国”

ペルーでは、新年にどんなものをいただくんですか?
店主「ペルーは南半球なので、いま季節は真夏なんですよ。
それで冷たい料理を結構召し上がる人が多くて、よければ冷たい料理、お試しになったらどうですか」 

真夏のペルーの定番! カウサ・レジェ―ナ

そこで、おすすめの冷たい料理をいただくことに!
運ばれてきたのは、「カウサ・レジェ―ナ」
ペルー風のポテトサラダで、ライムで風味づけしたマッシュポテトに、自家製のソースであえた野菜とチキンが入っています。
澤田「RICO!(※スペイン語で「おいしい」)マッシュポテトの舌ざわりが良くて、かんきつ系の酸味がとても効いてて、いろんな具材が口の中で絡み合って、大地の恵みって感じですね」

RICO!のひとことに尽きます

実は、新年におすすめしたい理由は他にも!
店主「ペルーは、新しい年をラッキーカラーがイエローで迎えます。このポテトも、それにちなんでいます」。
澤田「この色は、縁起がとてもいいんですね!」
店主「新年になると、みんな結構黄色いもの羽織ったりしますね」

続いてやってきたのは、スリランカ料理のレストラン。
店内には、様々なスリランカの食材も売られていました。

 

本場の味に欠かせない調味料がズラリ!

さっそく、スリランカで新年に食べるものを聞いてみると…。
店主「有名なのは、ライス&カレーですけれども」
澤田「ライス&カレー。日本のカレーとは違うんですか?」
店主「全然違います」
香辛料たっぷり!スパイシーなスリランカカレー。
ご飯に数種類のカレーや副菜が盛り付けてあります。

 

仏教やイスラム教などさまざまな宗教があり、新年を祝うタイミングがそれぞれ異なるスリランカ。
そのためこの時期は、普段通りの食事をとることが多いそうです。
そこで、スリランカを代表するライス&カレーをいただくことに。

手で食べる人が多いそうです

店主「皆さん食べるなら、手で食べますね」
澤田「手!熱くないんですか?」
店主「熱くないです。それで、混ぜてください」
澤田「混ぜます。あ、手で触れるくらいの温度感ですね」

手で混ぜてからいただくことに

食べてみると…
澤田「うん、ルシ!(※タミル語で「おいしい」)
ピリピリっとした辛みが舌の上ではじけるんですが、そのあとに辛みがすっと鼻に抜けていって目が覚めますね。いろんな種類の味が楽しめるので、全然飽きないですね」。
店主「カレーは毎日変わりますね」
澤田「だから1年食べても飽きがこないんですね!」


パスポートがなくても、飛行機に乗らなくても、新安城駅前に行けば、ワンストップで本場の外国料理が楽しめます。
皆さんも、安城で一味違う新年を過ごしてみるのは、いかがですか??

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