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THE RAMPAGE 浦川翔平さん ふるさと長崎の“推し”は?

NHK長崎 新春ちゃんぽんインタビュー
  • 2023年01月27日

人気ダンスボーカルグループ「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のメンバーで、長崎市観光大使の浦川翔平さんです。長崎愛あふれる浦川さんに、知られざる“推しスポット”や、ふるさとへの思いを聞きました。

挑戦の1年だった2022年

長崎のみなさま、あけましておめでとうございます。昨年も大変お世話になりましたが、2023年も長崎のみなさんの活力になれるように、そして長崎の希望になれるように、これからTHE RAMPAGEとしても個人としても活動を広げていきたいと思いますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。
昨年は自分に合わなかったり、周りに「それは無理じゃない?」と言われることにも飛び込んで挑戦しようと活動させていただきました。その中の1つで、演技にもチャレンジさせていただきましたが、舞台が終わった後にすごく達成感を感じて、自分の中では大きな出来事でした。グループとしてもノンストップで動いていましたし、ここ最近の中では1番ファンのみなさんと交流ができた年でもあって。改めてファンのみなさんのために頑張りたいと思える瞬間がたくさんありました。

長崎は“原点に返る地”

長崎は毎回帰る度に風景が変わっているので、新鮮な気持ちもありつつ、すごく心を温かくしてくれる、原点に返る地。1年頑張って長崎に帰ると、自分を一旦リセットして「また頑張ろう」っていう気持ちになれますし、すごく心が浄化されますね。

母校の諏訪小学校にもよく行きます。当時思い出深いのは、校庭にちっちゃい畑みたいなところがあって、そこにめちゃくちゃダンゴムシがいたんです。その頃ダンゴムシ収集に謎にハマっていたので、両面パカパカする子どもの筆箱に表は鉛筆、裏面を空っぽにしてそこでダンゴムシを飼ってました(笑)。

長崎の“推し”は?

鍋冠山から見える夜景

長崎市の推しスポット、稲佐山はマストです。毎年帰ったら必ず家族で行ってる場所でもあるので、聖地巡礼じゃないですけど、応援してくださっている方はそこの夜景をご家族だったり、カップルとかで行ってほしいなあと思いますね。
あと、稲佐山とは真逆の方向から夜景が見られる鍋冠山(なべかんむりやま)。ここは隠れ夜景スポットじゃないですけど、あまり知られてない場所でもあるので、ぜひ行っていただきたいなと思います。

あとちゃんぽんって意外と長崎の人は普段から食べないじゃないですか。でもやっぱり久々に帰ると食べたくなる。皿うどんは、パリパリの麺かちゃんぽんみたいな太麺、どっちが好きかって言われると太麺ですね。濃いソースかけて…うわ、食べたくなってきた。きょうはちゃんぽんだ(笑)。
渋谷の道玄坂にもちゃんぽんが食べられる店があって、そういう場所があったら1人で入っちゃうんですよね。で、店主と「長崎の人なんですか」って話しながら「そうなんですよ」っていう話をしたり。東京でも、何かしらで長崎を埋めているような気はします。

華麗なランタンフェスティバル

ランタンフェスティバルで
皇帝役を務めた浦川さん(2020年)

ことし、3年ぶりに開催される長崎ランタンフェスティバルの復活はすごくうれしいです。出し物は減ったりしますけれども、ちょうちんの華麗さは変わらない。中島川の黄色いちょうちんを反射した光景や、水の中にも色んな飾りがあったり…。長崎は異国情緒があふれていますけど、特に中華に染まる期間だと思うので、ちょっと異国に旅行している気分でたくさん足を運んでもらいたいです。

原爆の記憶 自分たちがつないでいく

小中学校では必ず原爆に関しての授業があったので、被爆地に行って、「実際にこういうことが起きたんだ」っていうのを肌で感じました。おばあちゃんの兄弟が0歳の時に被爆して、被爆者健康手帳を持って原爆病院に通っていたこともあって、原爆には長崎人として敏感ではあったんですが、県外に出たとき、原爆に漠然としたイメージしかない方が多かった。2度とああいうことを起こさないために、自分たちひとりひとりの声がすごく大事だと思う。
残念なことに被爆者の方たちがどんどんお亡くなりになっているので、自分たちが次の世代につないでいくじゃないですけど。もう2度と起こしちゃいけないんだよって、8月9日や6日にもっと声を上げてもいいんじゃないかなと思いました。

爆心地に保存されている被爆当時の地層

平和公園に行く人が多いと思うんですけど、あそこは実は爆心地じゃないんですよね。爆心地のところに(被爆当時の)層があって、ガラスとかブワーッとなっている。そういうものもリアルに体感できる。ただ長崎を楽しむだけじゃなくて、しっかり(被爆の)リアルを見て日本がそういうことに関わらないっていうか、「ダメだよ」っていうのをちゃんと言い続けられるような長崎県であって欲しいですね。

夢は周りを巻き込んでこそ かなう

自分がダンスを練習してたのってアーケード街で、ラジカセ持って行って、鏡もないようなところで1人でずっと練習したり。今あまりそういう人っていないのかな?でも練習場に行かなくても練習はできる。だから本当にやりたいなら、それに全てを注ぎ込んだ方がいいですね
中途半端というのが一番嫌いなので、中途半端にやらず、やるって決めたら周りに言った方がいいし、親にも「やるって決めたから応援してくれ」って言った方がいい。サポートってすごく大事で、人って1人だけじゃ本当に何もできないので。ダンスだけに限らないと思うのですが、家族や友達だったりのサポートを受けながら、自分の夢を自分だけで終わらせるんじゃなくて、大きくしていくのが大切かなと思います。

6周年 さらなる“加速”を

去年、THE RAMPAGEは5周年だったんですけど、さらに5年先、10年先の未来に行くために6周年は加速の時期かなと思います。今メンバー的にもすごく気持ちが熱くなっていて、昨年の年末にメンバー4人ぐらいで、「ここからマジで気合入れてこうぜ」みたいな話をめちゃくちゃしてた。
今アジア発のエンターテインメントがすごくレベルが上がってきている中で、THE RAMPAGEも遅れをとることなく、日本のエンターテインメントを引っ張っていくぐらいの意気込みがあるので。ことばや思いだけじゃなくて、しっかり形になっていくように有言実行していきたいと思っています。期待して欲しいです。

取材後記
グループの「盛り上げ隊長」なイメージの浦川さん。その印象にたがわず、取材中も随所に遊びを入れるなど、現場を明るく盛り上げてくれる一方で、まじめな質問には真剣な表情で思いを語ってくれました。そんな浦川さんは長崎のことを話しだすと止まらない・・・くらい、強い長崎愛を改めて感じました。「カステラを食べてるシーンを撮らせてください」「ちょっと踊ってください」などなど、こちらの数々のお願いに、快く応じていただいて本当にありがとうございました!長崎市の観光大使として、長崎の町をさらに盛り上げていってください!

  • 小島萌衣

    NHK長崎放送局 記者

    小島萌衣

    2015年入局
    沖縄局、佐世保支局を経て 現在は長崎市政や原爆・平和関連の取材を担当

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