いばらき 冬の輝き
浅野愛里(カメラマン)
2023年12月22日 (金)
12月も後半。
日に日に寒さも厳しくなっていますが、
こんな時期に心をほっと温めてくれるのが街を彩るイルミネーションの輝きです。
「いばらき冬の輝き」と題し、県内各地を彩るこの時期ならではの輝きをご紹介します。
河内町 かわち水と緑のふれあい公園
茨城県河内町では、「河内町の四季」を表現したイルミネーションの催しが行われ、訪れた人を楽しませています。
河内町の「かわち水と緑のふれあい公園」では、町の四季折々の美しい風景の魅力を知ってほしいと、河内町の四季をテーマに公園の池のまわりにある1キロほどの遊歩道をおよそ50万球のLEDで飾りつけています。
このうち夏を表現したイルミネーションは、水色やピンクの光で町の花である“あじさい”をかたどり、遊歩道を涼しげな雰囲気で彩っています。
秋をテーマにしたイルミネーションは、町の特産のコメにちなんで、収穫の時期を迎えた稲穂を黄金色のあたたかく柔らかい光で表現しています。
イルミネーションの点灯は午後5時から午後9時までで、2月18日まで楽しめます。
大洗町 アクアワールド茨城県大洗水族館
茨城県大洗町の水族館では工夫を凝らした光の演出で水槽を彩り、訪れた人たちを楽しませています。
「アクアワールド茨城県大洗水族館」では、訪れた人にクリスマス気分を味わってもらおうと、
この時期、さまざまなイベントや光の演出を行っています。
2万匹あまりのイワシが泳ぐ大水槽では、1日に3回、クリスマスソングとともにイワシの群れを色とりどりの照明で彩る演出が行われています。
イワシの群れが赤や緑の光を反射して輝きながら躍動すると、訪れた人は拍手を送りながら見入っていました。
また、水族館では毎週土曜日に夜間営業も行っていて、
12月から水槽の照明が一新され、月明かりや静かな夜の海をイメージした演出も行っています。
水族館の担当者は、幻想的な雰囲気をゆっくり楽しんでほしいと話していました。
クリスマスをテーマにイワシの群れを彩る演出は、12月25日まで行われます。
つくば市 研究学園駅前
茨城県つくば市のつくばエクスプレスの3つの駅前でイルミネーションの点灯がはじまり、師走の町を演出しています。
このイルミネーションはつくばエクスプレスの「研究学園駅」と「万博記念公園駅」、それに「みどりの駅」の駅前で、それぞれ地元の住民でつくる実行委員会が2007年から毎年行っていて、ことしで17回目です。
このうち研究学園駅前では、11月25日から駅前のロータリーや歩道の街路樹をLEDなどで彩っています。
駅前のロータリーでは、星をかたどったイルミネーションのほか、青や白などの照明で木々を彩る幻想的な演出も行われていて、駅を利用する人たちを楽しませています。
研究学園駅前のイルミネーションは2月23日まで楽しめます。
常陸大宮市 小場地区を彩る光
クリスマスにあわせて茨城県常陸大宮市の小場地区では、地域の人たちが住宅などに手作りのイルミネーションを飾りつけています。
常陸大宮市の小場地区では地域の活性化につなげようと、
5年前から地域の人たちが住宅や庭先などにイルミネーションを飾りつける活動を行っています。
地区の住民によると飾りつける費用はそれぞれ自費ということですが、年々、参加者が増え飾り付けも増やしているということで、ことしは住宅や公民館など110か所で飾りつけられ地区では幻想的な風景が広がっています。
地区の公民館ではテントの骨組みにLED電球を飾りつけたアーチ状のイルミネーションが訪れた人たちの人気を集めています。
小場地区のイルミネーションの点灯は1月28日まで行われています。
水戸市 水戸駅北口 芝生広場の輝き
茨城県水戸市の水戸駅前の広場ではイルミネーションが飾りつけられ、華やかな光が街の人たちを楽しませています。
このイルミネーションは地域の商店会が駅前の活性化につなげようと11年前から行なっています。
水戸駅北口にある芝生広場には、長さおよそ60メートルにわたって、街路樹や芝生一面におよそ3万球のLEDが飾りつけられ、
色とりどりの光が街を照らしています。
水戸市のマスコットキャラクター「みとちゃん」のイルミネーションや、
東京タワーや観覧車、また、小惑星探査機「はやぶさ2」をかたどったイルミネーションもあり、
まるで小さな遊園地のような空間が演出されています。
イルミネーションの点灯は午後4時半から午後9時半までで、1月15日まで楽しめます。
あなたのお気に入りは?
今回ご紹介した5か所に限らず、このほかにも茨城県内ではさまざまなイルミネーションのイベントが行われています。
あなたのお気に入りの「冬の輝き」を見つけてみてはいかがでしょうか?