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子どもが "学校に行かない" 不登校になったらどうする?

2022年の文部科学省の調査によると、全国の小中学校で学校を30日以上欠席した“不登校”の子どもは24万人。前年度比25%増加、過去最多となりました。
もはや珍しいことではなくなりつつある不登校。
もし、わが子が学校に行かなくなったとしたら、あなたはどうしますか?

おとなりさんはなやんでる。

【関連番組】おとなりさんはなやんでる。「反抗期」

2023年4月29日(土)[NHK Eテレ]午後12時30分放送
※放送から1週間は見逃し配信をご覧いただけます。

突然訪れる「先の見えないトンネル」

「学校に行かない。家にいるが朝は起きられない、夜は眠れない。腹痛や頭痛を訴え、だるそうにしている。ずっとゲームをしていて、昼夜逆転の生活を送る。家族とも話さない…」

初期の不登校の子どもによくみられる行動です。こうした状況に直面すると、親は焦ります。「学校に戻らなければ、勉強もできない、社会性も身につかない、ずっとこのままなのではないか…」とてつもない心配と不安が襲ってきます。

「おとなりさんはなやんでる。不登校 親はどうする?」(2022年5月7日放送)の番組アンケートには、不安に苦しむ親の思いがたくさん寄せられました。

40代女性(中3の息子が不登校)
不安で不安でたまらないっていうか。先が見えないだけにいつになったらこの長いトンネルから抜けれるんだろうとかっていうふうに思いますね。
40代女性(高1の娘が不登校)
昼夜逆転して、全く勉強しません。このまま定着してしまうのではないか、進路についても心配でいたたまれず、娘にキレてしまったり娘の前で泣いてしまったこともありました。

先の見えないトンネルから抜け出すにはどうすればいいのでしょうか。
多くの経験者や専門家がすすめるのは、「経験者の話を聞くこと」。不登校になった子どもが、その後どのようなプロセスをたどっていくのかを知ることが、安心につながるからです。

そこで、お話を聞いたのは、これまで多くの不登校の子どもたちをサポートしてきた須永祐慈さん。須永さん自身も不登校経験者です。いまは、大学などで不登校の子どもを支援する人たちむけの講座を担当しています。須永さんは、ご自身の経験や多くの経験者からの聞き取りをもとに、不登校の子どもがたどるプロセスを5つの段階に分けて解説しています。

須永祐慈さん(ストップ!いじめナビ 副代表)
須永祐慈さん(ストップ!いじめナビ 副代表)

須永さん: 
周囲の大人が不登校のプロセスを知っていれば、子どもが学校に行かなくなったとき、その子はどんな思いでいるのか、捉えることができます。焦りから子どもにきつくあたり、事態を悪化させることも減るかもしれません。今の子どもの状態を受けとめるための、参考指標になるということです

不登校の5つのプロセス

子どもの“今の状態”を「理解」するための5つのプロセス

1. 直後の傷ついた状態

親からすると、子どもが“突然”学校に行けなくなる・行かなくなる時期です。朝起きられない、夜眠れない、腹痛、頭痛、だるい、落ち着かない、話さない、怒り出す、パニックになる、などの行動がみられます。大人から見て突然でも、子ども本人はそれ以前に、いじめや教師との関係など様々な負担を抱え、限界を超えて「行けない」となった状態です。はじめは周囲の大人から教室に戻そう、普通に戻そうという働きかけが子どもに対して行われがちです。そして本人も、学校に戻ろうとする行動を起こすこともあります。

▼しんどさが積み重なっている状態
僕の場合はいじめでしたが、例えば勉強がつらいとか、学校の空気になじめないとか様々な理由があると思うんです。でも共通しているのは息苦しい、つらいみたいな感覚が積み重なっていくっていうこと。行かなくなるまでに、大変疲れている、大変傷ついているということは、まずは言えるのかなというふうに思います。

突然、朝、体が重くて起きられなかったという子がいますけれども、それでも恐らく何かしんどさが積み重なっている、朝起きられなくなるぐらいまで何かをためていたということ。どんなに平気な顔をしていても、突然行かなくなっちゃったっていう、本人もびっくりしていても、何かしらがあるというふうに捉えた方がいいだろうと思います。何かしらとても大きなストレスをため込んでしまっている。

僕は全国の親の会の人たちと交流したり、不登校の子どもたちがつながる交流合宿に参加したりして、いろいろと不登校の経験を聞いてきました。そこでよく出るのは、本人も分からない。だけど今から考えると、自分は疲れていたんだ、という言葉です。

▼無理な登校でさらに傷つく場合もある
僕の場合は、まず1週間休みました。さすがに1週間寝て休むと、風邪になって回復するようなもので体力が若干回復する。そうすると行けるような感じにもなるし、学校に行くのは当たり前だし、学校に行かないと僕も終わりだ、みたいな感覚がもうすでにあるわけですから「先生から言われたけれど図書室に行ってみる?」と親から聞かれると「なんとか行ってみる」みたいなこと言っちゃうんですよね。

それで図書室に通ってみたけれど1週間で限界が訪れて、やめちゃった。すると図書室が良くないんだろうと学校の先生たちは勝手に判断して、じゃあ今度は保健室に…となって。しんどかったらいつでも寝られる所だから、保健室に来てくださいと。

保健室に何とか行き、「そろそろ帰ります」と言うと、今度は会ったこともない先生がなぜかにこやかに来て「ちょっと一緒に行こうか」といって、教室に連れていかれるんですよね。そして、その先生はさっといなくなっちゃう。放置されるわけですよね。だまされたと思って、また不信感が倍増する。そういう経験をしてきました。

僕自身は気持ちがいっぱいになってあふれて、もう限界に達しているのにもかかわらず、それでもなんとか体力は回復するから、なんとかして這(は)いつくばって学校に行っている。それなのに、先生たちはなんとか教室へ戻そう、通常に戻そう、普通に戻そうっていうような力がどうしても働く。

今でもそういうことを経験している子どもたちは多いんですよね。大人にとって正しいことをしているつもりでも、子どもにとってはそれはより傷つく体験につながる、裏切られる体験につながる。本当に不登校の子どもたちのことを考えれば、本当にそれは大事なことなんだろうか、教室に戻すソフトなやり方って本当に子どもが安心できることなんだろうかということは、一考してほしいです。

2. 葛藤状態
学校に行かない状態に、本人も親も本当に直面していく。すると親は焦り、子ども自身も先が見えなくなり、絶望感にさいなまれていく。その中で葛藤が始まります。一方で、親として何ができるのか改めて学んだりしはじめる時期でもあります。


子ども自身は、夜眠れない、逆に寝すぎる、頭痛・腹痛がある、だるい、起き上がれない、不安感がある、ゲームやネットに浸る、昼夜逆転、髪を切らない、風呂に入らない、一日中ゴロゴロする、などの行動が見られがちです。

▼“苦しみ”は、少し時間が経ってから出てくる
僕の場合は、2~3か月ゴロゴロする期間があった。何も考えられない状態から、ちょっとだけ体力が回復してきた時に、はじめて怖さというか、不登校になってしまったことの罪悪感だとか、様々な感情が出てきたなと思います。

たとえば、幼児返りみたいなのがあったり、足の爪かんでみたり。苦しいパニックが昼頃襲ってくるので、その時はいてもたってもいられない、母親の前で苦しいんだって地団駄(じだんだ)踏んでみたり。苦しいからこそ表現するのです。

実は不登校してから数か月経ってからの方が苦しさみたいなものが出てくる感じがしています。でもそれがすごく大事。葛藤や苦しみを出さないと、たぶん次のプロセスに行けない。その苦しさにどう寄り添うか?どうやってストレス解消する手助けができるか? そこがとても必要になる。

例えば暴力を振るう子だって出てくる、完全に籠城して引きこもりになってしまう子もいる。チック症状など、神経症状が現れる子もいる。自律神経失調症みたいな体の不調が出る子もいる。そうした症状が後から出て来るのは珍しくありません。

▼親はネットなどの情報を鵜呑(うの)みにしない
親はまず、子どもが安心できる空間の中で、落ち着いて受け止め、寄り添うのがまず本当に必要になってきます。ネットで「不登校」と検索して見つけたマニュアルに安易に従ったり、誰かの言うことを鵜呑みにして行動したりするのではなく、ご自身が持っている価値観と照らし合わせる。いま、子どもとどう向き合うべきか問い直されているんだという認識で、目の前の子どもに対応することが必要です。そうでないと子ども自身をさらに追いこんでしまうことにもなります。そういう意味では、保護者も葛藤し、自分自身の価値観を問い直し、もがいていく時期になります。

3. 受け入れる状態
不眠、頭痛、昼夜逆転など、子どもの様子はあまり変化がないようにも見えるが、心の状態には変化が訪れている。落ち着く、のんびりする、ほっとする、つまらなくなる、といった状態も現れる。親子の会話が増える、ペットとたわむれる、少し散歩に行く、出かけてみる、趣味に没頭する、などの変化もほんの少し見えてくる。不登校や今の状態を受け入れられる状態になっているということです。

▼「退屈だな」と思い始める
僕の場合だと1年ぐらい葛藤や不安があったけれど、親も万策尽きた感じがあって。それって親がもう力を抜く瞬間でもあるんですよね。そうすると、波風立てていたものがなくなるので、ようやく僕も自分の中の葛藤の状態だけになる。不安定だけれども安定している状態が訪れました。悶々(もんもん)ととにかく家で過ごす、いわゆる引きこもり生活をしばらくしていたと思います。

そこでちょこちょこ自分が興味あることに対して、テレビを一生懸命見てみたり、本を読んでみたりしはじめる。不登校経験者たちの体験談を読んだりすることにも興味がわきはじめて。だんだん外の世界に出てみたい、散歩ぐらい行こうかな、じゃあお父さんと自転車で行ってみるか、みたいな感じになって。あとは、家の中で楽しめるようになる。ご飯がおいしい、味を感じられるようになったり、料理をいっしょに作って楽しさを感じたりだとか。とても小さなことだけれど、時間の質が変わっていく。ゲームをやっても、苦しんでいる間は全く楽しめないんですが、落ち着いてくると本当にゲームそのものが楽しくなったり、逆に飽きちゃったり。別な事をやってみようと思うようになりました。

▼親もだれかとつながる
保護者は、「親の会」などで、不登校の経験者やその親とつながり「子どもが学校に行かないのは自分たちだけではない」と知ると、自分を責めるのをやめて安心できる場合があります。すると子どもも安心して、家で過ごす時間の質が変わっていきます。

4.新生活への踏み出し
自宅が安心して居られる場所になると、少し安心して外に出られる状態になる。しかし、外の世界との関係で葛藤が生まれ、再び引きこもりたくなることもある。基本的には以前と変わらないような生活ではあるが、外に出る頻度は増す。新たな生活に踏み出そうとする、再出発の段階。

▼外に出るきっかけは、無いと思った方がいい
外に出るきっかけは、いろいろです。本人にも分からないと思いますね。ただ、環境要因はあるような気がしています。たとえば、安心して家で生活している中で、料理をして何かハプニングがあるとします。ちょっと焦がしちゃったとか、そういう時に何か親子ともども笑える瞬間が来ると、それは一つのスイッチのような気がしますね。

家にいてもいいと思えるだけではなく、家で楽しむことができるという感覚を共有できる。あるいは本人だけでもこれ面白いかも!と思えるような、何かを感じられるようになる。それは、偶発的なことです。そういう瞬間が生まれるような環境にいられるかどうかが1番のポイントなのではないかと思います。

「ラーメンが食べたい!」
例えば、突然ふと思いついて、ラーメンが食べたいと言い出した子がいたんです。いきなり外の中華屋のラーメンが食べたいと。じゃあ行ってみる?と言ったら、今まで全然行けなかった子がいきなり行けて、おいしいおいしいって食べて帰ってきました。その後、すんなり外に出られるようになったんです。それはいきなりラーメンが食べたいと思えたのではなく、ラーメンを食べたいと思える環境が日常の中で積み重ねられたからこそのことではないかと思います。つまり、いかに安心できる環境で日常を過ごせているかということにつながるだろうと思います。

僕がフリースクールに行けるようになるまで
僕自身はいろんな緊張があったけれど、フリースクールに行きたい気持ちが勝ったので行きたいとはっきり言いました。でもドキドキして家から出られない。

だけど、その時は何かいろんなチャレンジを踏んでみようと思って、まずは最寄り駅まで行ってみる。するとやっぱりドキドキするから帰る帰ると言って帰る。次の時は電車に乗って一駅だけ乗って帰ってくる。危なくなった時にすぐ戻れるようにしようっていう感覚で、ならしていきました。次はちょっと大きなターミナルのある駅まで行って、お店に寄って帰ってくる。そんなことを4,5回繰り返して行けるようになりました、って感じです。

でも行ってもまだドキドキしていましたけれどね。フリースクールは疲れた時は休んでいいということで、行かない日を作りました。常に、安心できる場所、戻って来られる場があるっていうことを確認しながら行っていた気がします。

子どもが「行きたい!」と言っても、すぐに行けるようになるとは限りません。例えば本人が散歩へ「行ってみる」と言ったら「じゃあ行ってみようか」。「あんまり行きたくない」ってなったら「ああじゃあ今は違うのね、また今度にしようね」っていうふうに尊重してあげればいい。あとよくあるのは、「あした散歩に行こう」と約束をしても、いざ行く時間になると、グズグズして「無理」と言い出す。その時に親もやっぱりイラッときちゃうんですけど、そういう時こそ、本人は前日は行けるようなコンディションだったけれど、当日はそうではないんだと捉えることが大事なんだと思います。別にその日じゃなくても、次の日にまた行けるタイミングが来るかもなって考えられる方がいいのかな。その1回のチャンスが逃したら全部終わるってことはないので。

行けるタイミングをゆっくり探っていけばいい。イヤイヤ行くと、マイナスな行動となってしまう。本当に行きたいと思った時に行動ができればいい、それでOKにするということに絞るのがいいのかなというふうには思いますね。

5. 新たな生活が日常になる
フリースクールなどに通い始めたり、進学したり、新しい生活になじんだ状態になります。これまでと同様、家が安心して過ごせる場であることが重要です。時にはプロセスを戻ることもありますが、焦る必要はありません。ここまでプロセスをたどると、この経験が先の人生を生き延びるスキルになっています。

新たな場所での生活が始まり、友人関係で悩んだり、環境の変化に戸惑ったり、様々な出来事に戸惑うこともあります。そういうときには“プロセスを行ったり来たりして良い”という気持ちが大事になります。ここまで来ると、もし次に何か苦しい経験があったとしても、またあのプロセスをやり直して復活できる、という自信を本人が持っていることが多いです。親も「不登校の経験があってよかった」という人も多いですね。こうなると不登校のプロセスが本人の財産になります。

「不登校の5つのプロセス」 全員があてはまるわけではありません

大人が不登校のプロセスを知っておけば、子どもの状態を理解り寄り添うための、参考指標になります。しかし、プロセスは必ずしも「1」から「5」と一方向に進むわけではなく、行ったり来たりすることもよくあります。「5」をゴールとしてそれを目指すものでもないですし、また全員がこのプロセスに必ず当てはまるわけではありません。そのことを理解していただきたいと思います。

須永祐慈さん
須永祐慈さん

▼最後に「不登校は子どもが全身全霊かけて発しているメッセージ」
不登校を経験した子は、学校で人格を否定されると、自分自身がダメなんじゃないかって究極的に思うんです。学校に行けなくなると“終わった”と思ってしまう。人によっては詰んだ、人生が詰んでしまったみたいな言い方をする人たちもいますけれど。つまり、生き方を問われる経験をせざるを得ないのです。

そこに周りの大人は気づく必要があると思います。不登校になってしまった瞬間に子どもは人生の捉え直しをしていると。しかもそんな低い年齢からもう捉え直しをしなくちゃいけない。

だから親も自分自身の人生を問われることになりますよね。軽くいなす程度では解決するはずもない。不登校は、全身全霊で人生をかけて訴えているメッセージでもあるわけだから。苦しいことを見つめれば余計苦しくなるような気がするけれど、それでも考えていく。深めていく。むしろ苦しみから学べる。するとすとんと落ちる感覚になるときがあって、それは体が軽くなる、心が軽くなる事に繋がるんだと思います。だから本当は親もね、心が軽くなっていくきっかけにしてほしいんですよね。不登校で学ぶことがあり、豊かさみたいなものに繋がる。そういう捉え方ができるといいですよね。

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おとなりさんはなやんでる。

この記事の執筆者

「おとなりさんはなやんでる。」班 ディレクター
渥美 素子

不登校取材歴16年。フリースクール、ホームエデュケーション、インクルーシブ教育に関連する番組も多数制作。自身も不登校経験者。

みんなのコメント(5件)

感想
ごん。
50代 女性
2023年7月12日
中学生で不登校を経験したが。記事を読んで、図書室だの保健室だの、連れ回されたら、それは確かに大人の対応として感心しないと感じる。今はネットがあるから、ふだんは不登校もちろん非行ではないと認識していても、いざ、我が子が不登校となると、私には想像の域を出ないが、とにかく手っ取り早く答えが欲しいと、ノドから手を出しても、心情として責めかねる。しかし、子どもにはそれが、苦痛でしかない。
私の小さな思い出だが。不登校から立ち上がり登校再開したクラスに長期欠席の生徒がいた。そのまま卒業式にも欠席。とくに親しいわけではなかったが、短く手紙を書いて担任に托した。後日、担任が教えて下さったが、卒業式の翌日に手紙を渡して下さった折、その生徒のお母さまが涙をこぼされた、と。
孤立がうかがえた。記事の通り、お母さまにも同じ不登校児の親御さんと話す機会があったなら、と思う。
悩み
ふぅぅぅ
40代 女性
2023年6月6日
不登校3年目、12歳の母です。
ようやく、もう良いんじゃ無いかって思えてきました。
手は尽くしたと思います。
人相が変わるほど悩み泣き尽くしました。
ADHDとLDの下の子、高齢の理解ない義両親を抱えて毎日修羅場です。
精神科医、心理士、薬、学校への対応願い…できること全てしました。

色んなしがらみから離れ、最悪生活保護で生きていってもらおうと思っています。

子供もつらいですが親も辛い。
私たち、がんばってますよ。
リミットがあって良いと思います。
体験談
かに
40代 男性
2023年5月10日
いじめから不登校になった場合ということになりますが、まず周りへの強い不信感があるということを理解していただきたいと考えています。
私の場合、不登校になって間もない頃は学校という場所に対して身の危険を感じるほど追い詰められていたので、進路とか学業よりも身を守ることしか考えられなかったし、学校関係の人々から大丈夫だよと言われても行く気にはなれませんでした。はたから見れば大げさかもしれないけど、街中に行けばいじめに関わった人々と遭遇して酷い目にあうかもしれない、見知らぬ人々が「あいつは学校へ行かずに遊んでばかりいる」とからかってくるかもしれないと考えてしまい、疑心暗鬼におちいっていたと思います。
体験談
あややん
20代 女性
2023年4月8日
小学校中学校高校でそれぞれ学校に行きたくない期間があったなと自分の昔のことを思い出しました。
理由は、友人関係で躓いたこと、部活でのプレッシャーに押しつぶされそうになったこと、学業不振などさまざまでした。
いずれも最初の頃は学校に行くように親から催促されていましたが、誰かから何かを言われてその通りにすることもなんとなく嫌で、「1回放っておいてほしい」と伝えたことがあります。
結果として自分が満足するまで休んだ後気がついたら学校生活に復帰していました。今でもあの頃のことをたまに思い出しますが、自分で休むと決めて自分で復帰したということは自信にも繋がっているような感覚があります。
体験談
50代 女性
2023年4月7日
第一子では、戸惑い必死
第二子では、またか
第三子、またしても来た。
毎回学校との連絡に心が折れました。どうにもならず、親もつらかいのですが、本人はもっとつらかったはず。毎回なだめたり、怒ったりあきらめたり。
つらかったのは、学校への欠席連絡と現況確認も含めた本人への呼出取次。電話に出るはずもないのに、先生との橋渡しの挑戦と失敗。
本気で心配してくれる第三者に繋がっとき、状況は好転しました。
不登校期の受験は大変でした。