メタン削減に一役 日本の技術【インスタ画像でわかりやすく解説】
気候変動対策で注目されるのが温室効果ガスの削減。
2022年エジプトで開かれた気候変動対策の国連の会議「COP27」では、焼却処分されていないごみの埋め立て場や牛のげっぷから発生するメタンが課題となりました。
メタンの温室効果は、実は二酸化炭素の25倍。このメタン対策でいま、日本生まれの技術が注目されています。
(NHK「ニュースウオッチ9」より)
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日本発のパイプが地球温暖化対策に一役!?

アフリカ・モザンビークの首都マプトにあるゴミの処分場。焼却場の整備が進んでいないこの国ではゴミがそのまま持ち込まれています。その高さが10メートル以上に積み上げられている場所も。
地中に埋もれた生ゴミは時間をかけて発酵し、あちこちからメタンが吹き出します。メタンには二酸化炭素の25倍の温室効果が。そればかりでなく火災や崩落の原因となり、人が命を落とす事故も起きています。

鍵はこのパイプ。この処分場で導入が進められている、日本生まれのメタン削減技術です。
国によると、メタンの発生を約40%減らす効果も。国連の気候変動問題を話し合うCOP27でも紹介されました。1970年代、深刻なごみ問題に直面していた福岡市から生まれた技術がいま、途上国を中心に世界に広がっています。
牛のげっぷから考える地球温暖化
食べた草を長い時間をかけて、消化している牛。そのため、頻繁にげっぷをしているんです。
問題なのは、そのげっぷ。げっぷにはメタンが含まれていて、二酸化炭素の25倍もの温室効果があります。牛などが出すメタンの量は世界の排出量の約3割にも…。
メタンを減らす研究が行われています。