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【京のええとこ】舞鶴市 日本海 冬の新名物!
京のええとこ連れてって
平田惟(リポーター)
2023年02月10日 (金)
2023年2月10日(金)放送
※京いちにちの見逃し配信はこちらから(放送後1週間配信)
放送の内容をテキストで紹介しています。お出かけの参考にぜひご覧ください!
今回は、舞鶴市にある「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」を訪ねました。
道の駅には海鮮市場が併設され、舞鶴や丹後地方の土産物、そして舞鶴港にあがる海の幸がそろっています。
購入したものは、お店で調理してもらって、その場で食べることもでき、家族連れなど多くのお客さんが楽しんでいました。
理事長の藤元達雄さんに、旬の食材についてお聞きました。
冬の舞鶴といえばカニが有名ですが、いま、おすすめの魚があるそうです。
15年ほど前から京都で多く水揚げされるようになった、「サワラ」です。
平成の初め頃は100トンほどだった水揚げ高が、令和3年には16倍になっています。
脂の乗る冬の時期が旬で、「京鰆(きょうさわら)」と名前を付けて、ブランド化に力を入れています。
サバ科の魚で、足が早く、西京漬けなどにされることが多いですが、舞鶴では新鮮なものが並びます。
おすすめは刺身。さらに、皮付きのままバーナーであぶるのもおすすめだといいます。
刺身は、口に入れたとたん脂がとろけて、甘みをしっかりと感じられます。
また、あぶりはさらに甘みが増し、ひと味違った味わいでした。
そのサワラがあがる漁港が、道の駅から車で5分ほどの場所にあるということで訪ねました。
京都の港で水揚げされた魚のうち、およそ8割が集められ、セリにかけられる、舞鶴地方卸売市場です。
いま注目されるサワラは、漁師や市場の方たちが一丸となって、品質を上げるために取り組んでいます。
まずは、網からあげてすぐ、船の上でいけ締めに。
その鮮度を保つため、保冷が効きやすい専用輸送箱で市場まで運びます。
さらに、サワラにどれだけ脂が乗っているかを測定します。
脂質含有量10%以上のものに「特選京鰆(とくせん きょうさわら)」と名付けて出荷します。
丁寧に扱われる京鰆は、全国から注目を集めています。
関東に出荷されることも多く、高級旅館や料亭から引き合いがあるそうです。
京都府漁業協同組合の中西利一さんは、
「ブランド名やいけ締めを示すタグなどを付けることによって、全国に広まっていっていると思う。冬というとカニやブリというイメージがあるが、サワラもそれに続いて発信できたら」
と話していました。