ページの本文へ

  1. トップページ
  2. 京のええとこ連れてって
  3. 【京のええとこ】京都 左京区 広河原 復活!伝統の鞍馬炭

【京のええとこ】京都 左京区 広河原 復活!伝統の鞍馬炭

京のええとこ連れてって

執筆者のアイコン画像平田惟(リポーター)
2023年01月27日 (金)

2023年1月27日(金)放送
※京いちにちの見逃し配信はこちらから(放送後1週間配信)

放送の内容をテキストで紹介しています。お出かけの参考にぜひご覧ください!

230127eetoko_01.jpg今回訪ねたのは、京都市左京区広河原。

230127eetoko_02.jpg230127eetoko_03.jpg京都市街から北へ35キロほど離れた山里です。

230127eetoko_04.jpg230127eetoko_05.jpg雪かきをしている人に出会いました。
生まれも育ちも広河原の新谷久利さんです。

230127eetoko_06.jpg新谷さんのお孫さんも大好きなそり遊びです。

230127eetoko_07.jpg230127eetoko_08.jpgそり遊びは初めてという私(平田)も体験!
童心に帰って楽しむことができました。

230127eetoko_09.jpg近くで新谷さんの幼なじみが、特産品を作っているということで、訪ねてみました。

230127eetoko_10.jpg230127eetoko_11.jpg葛西清司さんと折谷郁夫さんです。
2人が作っているのは木炭。
広河原の炭は質が高く、「鞍馬炭」と呼ばれ、飛ぶように売れたと言います。

230127eetoko_12.jpg炭焼きは1990年代中頃に途絶えてしまいましたが、葛西さんたち地元の有志が7年前に窯を作り復活させました。

230127eetoko_13.jpg230127eetoko_14.jpg土とレンガでできた窯の中は、2畳ほどの広さ。一度におよそ250キロの炭を焼くことができます。
材料のまきは山に自生するコナラです。
葛西さんたちは年に8回、およそ2トンの炭を焼いています。

230127eetoko_15.jpg窯の中に、まきを隙間なく詰めるのがポイントです。
隙間があると火の勢いが強くなり、まきが燃え尽きてしまいます。

230127eetoko_16.jpg230127eetoko_17.jpg炭焼きを始め、山の環境にも良い効果がでています。
生い茂っていた雑木を伐採したところ、若い木が育つようになったのです。
若い木が根を張れば、山の崩壊も防ぐことができます。

230127eetoko_18.jpg230127eetoko_19.jpg230127eetoko_20.jpg自慢の炭を使って焼いたのは・・・
お餅。ぱりぱりと香ばしく、ひと味もふた味も違います。

230127eetoko_21.jpg230127eetoko_22.jpg赤く燃える炭と、それを作る人たちのあたたかさを感じることができた旅でした。


この記事に関連するタグ

京都市

左京区

平田惟

広河原