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【京のええとこ】京丹後市 地域で連携!丹後の食

京のええとこ連れてって

執筆者のアイコン画像平田惟(リポーター)
2023年01月13日 (金)

2023年1月13日(金)放送
※京いちにちの見逃し配信はこちらから(放送後1週間配信)

放送の内容をテキストで紹介しています。お出かけの参考にぜひご覧ください!

230113eetoko_01.png今回は京都府最北端、京丹後市にある「道の駅 丹後王国 食のみやこ」を訪ねました。

230113eetoko_02.jpg甲子園8個分という広い敷地。
“食のみやこ”という名前の通り、地元の産品を集めたお店やレストランがそろいます。

230113eetoko_03.jpgスタッフの関加奈子さんに案内していただきました。
ここでは、京都府内の道の駅で唯一、“あるもの”を作っているそう。

230113eetoko_04.jpgそれは、クラフトビール。
温度管理や発酵具合など、職人の目で確認しながら作り上げます。
道の駅で販売されているほか、京丹後市のふるさと納税の返礼品にもなっています。

230113eetoko_05.jpg丹後の特産品を使ったビールを作ることに注力されているということで、原料に、規格外で出荷できなかった地元産のシャインマスカットや、京丹後のお米を入れたビールなどがありました。
クラフトビールを地域の活性化に役立てたいということです。

230113eetoko_06.jpgさらに、他ではなかなか食べることのできない丹後の食材を提供しているレストランも。
牧場で生産されている和牛です。
赤身にほどよく脂身が入り、うまみが強いのが特徴です。

230113eetoko_07.jpg年間わずか35頭ほどの出荷で、京丹後市を中心とした15か所のレストランや旅館のみで食べることができるそう。
肉の味が濃く、かむたびにジュワっとうまみが口の中に広がり、とてもおいしかったです。

230113eetoko_08.jpg和牛が育つ様子を見せてもらおうと、道の駅から車で10分ほどの牧場を訪ねました。
牛の飼育を担当する、前田隆さんにご説明いただきました。
この牧場独自の「たんくろ和牛」。
赤身の肉質が特徴の「短角牛」と「黒毛和牛」とを掛け合わせた牛で、18年ほど前からこの品種を育てています。

230113eetoko_09.jpg肉質を良くするため、牛たちが食べる飼料も工夫されています。
牛の腸内環境を整えてくれる、飼料用の稲を発酵させたもの。

230113eetoko_10.jpg肉の甘みにつながる、もみごと粉砕したお米。

230113eetoko_11.jpg肉のうまみを増やす、しょうゆのかす。
この3つを中心に与えています。
地域の資源を生かし、京丹後ならではの牛を育てています。

230113eetoko_12.jpgさらに、牛が健康的に過ごせる環境づくりにも配慮しています。
夏の間は日本海を見下ろす山の上で放牧。
潮風を浴びてミネラルたっぷりの芝を食べて過ごします。

230113eetoko_13.jpg母牛である短角牛は、もともと山地で暮らすことが多い品種。
山道を歩くことで足腰が鍛えられ、ストレスなく丈夫な体になります。

230113eetoko_14.jpg前田さんは、「添加物の入ったものを食べさせないで、自然のままで、なおかつ地元の農家とタッグを組み協力しながら、少しでも地域に貢献できるようにやっていきたいと思っています」と話していました。
京丹後の人たちが力を合わせて作った逸品を楽しむことができました。


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