朝ドラ「らんまん」で大ブレーク！牧野植物園長にインタビュー

 

植物愛あふれる笑顔

2021年に17代園長に就任した川原信夫（かわはら　のぶお）さん。東京都出身の61歳。
長年、漢方薬の原料となる薬用植物などの研究に携わってきた研究者です。
博士と園長、植物の素晴らしさを探究、発信しているお二人の笑顔は素敵です。

県民の癒やしの庭園

 

牧野富太郎博士の偉業を顕彰するために昭和33年に開園した高知県立牧野植物園は、博士ゆかりの野生植物や園芸植物、およそ3000種類以上が季節を彩る癒やしの庭園となっています。高知市出身の私、上岡もよく小学校の遠足で訪れていました。

建物も見応えあり！

 

入り口入ってすぐの牧野富太郎記念館は、全国の多くの公共施設の設計を担当している建築家が手がけ、「建物を環境に溶け込ませる」というコンセプトは、建築デザインとしても魅力があります。ちなみにJR高知駅も同じ方の設計です。

散策しながらインタビュー

 

2024年1月5日（金）に四国で放送されるラジオ番組の取材で、川原園長に園内を散策しながらお話を伺いました。ちょうどドラマにも登場し、牧野が愛した花として描かれた「バイカオウレン」が2、3輪咲き始めた場所で収録を始めました。ドラマの影響で牧野博士の研究人生をより深く知る上で貴重な資料が全国から集まっているということでした。

 

ドラマに出てきた植物にはマークも付いていて、丁寧な解説のプレートが置かれていました。

新たな施設がオープン

 

2023年の5月に新たに完成した「植物交流研究センター」には、研究室のほか、園内が一望できるレストランや植物園のグッズが販売されているショップが入っています。

 

 

 

交流センター1階の研究室はガラス張りになっていて、入園者が研究の様子を見学できるようになっています。研究室では今、薬や浴用剤、化粧品などに利用できる植物や植物成分を探しているそうです。「植物を人のために」という牧野博士の精神を引き継ぐ植物園の皆さんがどのような研究に取り組んでいるか、ぜひラジオでお聴きください。

音へのこだわり

 

今回はラジオ番組ということで臨場感あふれる「音」にもこだわりました。音声専門の技術職員も同行して、園内の鳥のさえずりや観光客の行き交う音なども収録し、番組をお聴きの方が植物園にいるような雰囲気になれるように仕上げています。