小学生がプロ機材で番組制作 高知・甲浦小学校から情報発信
- 2023年06月27日
高知県の小学生が学校や地域の話題をテレビで発信する企画「とさっこ放送局」。
NHK高知放送局のスタッフが学校を訪ね、子どもたちの番組作りをお手伝いします。
6月16日、東洋町の甲浦(かんのうら)小学校を訪問しました!
甲浦小学校はどんな学校?
高知県の最も東、東洋町甲浦にある全校生徒32名の小学校です。
すぐ近くにはサーフィンで有名な美しい白浜があります。
年に一回、鉄棒発表会を行っていて、児童の皆さんは熱心に練習しているそうです。
休み時間には校庭で元気いっぱい遊ぶ姿が見えました。
学校裏には災害に備えた避難道(約10mの坂と104段の階段)があり、命を守る体力作りのため、毎朝みんなで「避難道ダッシュ」をしているそうです。
撮影日当日、児童の皆さんが元気なあいさつで私たちを迎えてくれました。
どうやって番組を作るのかな?
はじめに全児童で番組の作り方の授業を受けました。
伝えたいことを映像と音声でわかりやすく伝えるにはどうすればよいでしょうか。ズームイン、ズームアウトなどカメラの専門用語を勉強しながら理解を深めていきました。
番組作りには、みんなのチームワークが大切であることも学びました。
授業の後はカメラの操作体験をしました。早速、授業で学んだことの実践です。
お友達をカメラで追いかけてズームイン。皆さんの楽しそうな表情が印象的でした。
中継車も見学しました。車の中にはこんなにたくさんの機材が入っています。
本番に向けて練習!
今回は5、6年生で番組作りをします。キャスター、ディレクター、カメラ、音声、映像スイッチャー、それぞれの役割に分かれて練習をしました。記録係の皆さんも写真撮影で活躍です。
よい番組作りのためには、準備が大事ですね。
いよいよ本番!収録開始です
一つ目の話題は甲浦小学校と甲浦大運動会の紹介です。甲浦地区では、毎年、保育園・小学校・中学校・地域の人、みんなで運動会をしているそうです。地域みんなの仲が深まりますね。
キャスターは落ち着いてコメントし、カメラも操作ばっちり、ディレクターの指示もはっきり的確で、練習の成果を発揮しました。
続いて、鉄棒の紹介です。打合せをして、どう伝えるのがよいかみんなで考えました。
本番では鉄棒演技の2人がすごい技を見せてくれました。
最後に、「避難道ダッシュ」の紹介です。
大津波が来たときに備えて体力をつけるため、全校児童で毎朝、30秒でどこまで登れるか測っていることを伝えました。ここもばっちり収録できました。
以上で撮影は終了です。
どんな風に撮れたかな?試写しました
早速、収録映像を試写しました。みんなで作った番組はどうだったでしょう。どきどきしましたか。
しっかり撮れていましたね。皆さんのチームワークの成果です!
最後に、皆さんから感想をいただきました。
「初めてだったけど楽しかった」
「あっという間だった」
初めて触る機器をすぐに使いこなしてしまうので驚きました。
みんなで力を合わせて何かを作ることは最高ですね。わたしたち高知放送局のスタッフも皆さんと一緒に番組作りができて楽しかったです。
今回の「とさっこ放送局」の内容は、6月20日(火)、夕方6時10分からの総合テレビ「こうちいちばん」で放送しました。
甲浦小学校の児童の皆さん、先生方、関係の皆様、ご協力ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。