雑穀は栄養が豊富
雑穀には、現代の日本人に不足している食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれているため、健康食品として見直されています。明治時代以降は白米が主食になりましたが、「ひえ」や「あわ」などの雑穀は、日本人が縄文時代から食べてきた主食です。南米で昔から食べられている「キヌア」や「アマランサス」なども、手に入りやすく人気の高い雑穀です。
食後の血糖値を抑えたり、便秘の改善に役立つ食物繊維は、精白米にはあまり含まれていませんが、大麦などの雑穀には豊富に含まれています。また、疲労回復に役立つビタミンB1は、あわやきびに多く含まれています。一番手軽に雑穀がとれるのは、白米1合に対して雑穀を大さじ1~3杯加えて炊く「雑穀ご飯」です。また、料理に加えても手軽に取り入れることができます。今回は、あわ、きび、大麦、ひえを使った、簡単レシピをご紹介します。