鹿児島の課題は発信力 観光名産魅力を発信しよう わけもんラボ
- 2022年10月17日
佐藤さんが思う「鹿児島の課題」
――なるほど。私もめちゃくちゃ勉強になります(笑)ここからはおひとりずつテーマをつけてお話を伺いたいのですが、まずは佐藤さんから。鹿児島出身の先輩として県外に出て、また戻ってきて活動もされていると思います。佐藤さんから見た、鹿児島の可能性がある部分、他の県と違ってすごいなと思う部分はどこですか?
佐藤 やっぱり一番は「桜島」。鹿児島県で見たときには桜島だけじゃなくて屋久島や種子島、奄美もあるし、いろんな土地土地で良いものが存在している。焼酎など一次産業は強いので、いろんな食べ物の名産もあるので、どの県よりも優れているものばっかりが鹿児島には存在しているなと思います。名物・名産でいうとそういった部分が強みですね。
――逆に「課題だなと思っているところ」「もっと良くした方がいいんじゃないかな」と感じる部分はありますか?
佐藤 これは私自身の立場というか仕事柄感じることですが、やはり情報発信の量が少ないなというのはすごく感じている部分ですね。せっかく良い部分がいっぱいあるのに、それがネット上で知られていないというか、みんなが発信していない。SNSで検索したら出てくるものがなかなかないなと思いますね。
――ちなみに佐藤さん個人が最近注目している分野・モノなどはありますか?
佐藤 それこそ桜島の警戒レベルが上がって全国的にニュースになって(注:7月24日の爆発的な噴火で桜島の噴火警戒レベルが5に引き上げられ、3日後の27日にはレベル3に引き下げられた)、たぶんこの辺に住んでいる人たちはいつものことだなと思っているけど、東京とかにいると「桜島大丈夫ですか!?」「ご家族は大丈夫?」とか真顔で言われる。「よくわからないですね・・」と返すんだけど、そのくらいみんなが注目するちょうどいいタイミングで、われわれがやっている(自分たちだけのオリジナルの)モノを簡単に作れるサービスがあるのですが、鹿児島市が克灰袋(こくはいぶくろ)のTシャツを出品してくださって。過去に一緒にコラボした時に作っていたんですけど、何名からか「克灰袋のグッズもうないですか?」といわれて、のちほど社内から鹿児島市に掛け合ってまた復活をしてくれたんです。鹿児島きっかけのグッズなど、鹿児島に関連した情報発信みたいなものって、ちょうどきのう(8月20日)もNHKのブラタモリで「桜島」を放送されてたように、結構ちょうどいいタイミングというか。もっといっぱい知ってもらえるのってこのタイミングじゃないかなって思いますね。
能條 一個挟んでいいですか?私は県外の人なので、今回桜島のニュースを見て、「あれ?私、鹿児島行けるのかな?」って検索しました(笑)「この会なくなるかな?」と思ったら通常運航だったっていう(笑)知られてないですね。
出るじゃないですか?テロップで「警戒」って。だから「ヤバい」って思って(笑)それで鹿児島の友達に聞いたら「普通です」って返ってきたから普通なんだと。