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統一地方選挙後半戦 選挙戦となった市町村長選挙は

  • 2023年4月18日

“春の政治決戦” 統一地方選挙。4月23日投開票の後半戦で、北海道内では46の市町村長選挙(11市31町4村)と126の市町村議会議員選挙(26市86町14村)が行われます。このうち、選挙戦となったのは…。(NHK北海道選挙取材班)

統一地方選挙後半戦。
道内では16日、あわせて11の市で市長選挙が告示されました。
このうち函館市や室蘭市など8つの市長選挙は2人以上の候補者が立候補を届け出て、23日の投票日に向けて7日間の選挙戦に入りました。

函館市長選挙  現職と新人 1対1の対決に

函館市長選挙は現職と新人による1対1の対決となりました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽4期目を目指す現職で自民党と公明党函館総支部が推薦する工藤寿樹氏(73)と、▽新人で立憲民主党が支持する市の元保健福祉部長の大泉潤氏(57)の2人です。
現職に市の元部長の新人が挑む1対1の対決となりました。
選挙戦では、現職の3期12年の市政運営に対する評価のほか、人口の減少数が道内の自治体で最多となる中、少子化対策をどう進めるかや、新型コロナで打撃を受けた観光業の立て直しなどをめぐって論戦が交わされる見通しです。

2人は立候補を届け出た後、早速、支持を訴えました。

工藤寿樹氏は「子どもの医療費を高校生まで無償化したように、今度は学校給食費を無償化する。地元に若者を引き止めるためにも、創業資金の提供など支援策を講じていくほか、年間の観光客600万人を目指し地域経済を復活させる」と訴えました。
そのうえで「コロナ禍、そして物価高が依然続いており、緊急の対策をすぐにでも打たなければならない。函館のまちをまた元気に戻していく。そのことを何としても、もう一度、自分の手でやらせてほしい」と訴えました。

大泉潤氏は「老朽化した道路や除排雪など基本的な生活インフラを整える。その財源には北海道とのパイプも生かすとともに、函館のふるさと納税を100億円にする。また、子どもと教育、そうした未来への投資を将来にわたって継続していく」と訴えました。
そのうえで「停滞か前進か。函館は必ず変われる。そして、選ばれるまちにならなければならない。地域の誇りを取り戻し、市民の皆さまの命と暮らしを守るために持てる力の全てをささげていく」と訴えました。

函館市長選挙 2人の訴えは【全文掲載】
NHK函館発 函館市長選挙特設サイト
函館市長選挙 戦いの歴史 最近の選挙結果は


室蘭市長選挙  現職に新人2人が挑む

室蘭市長選挙は現職に新人2人が挑む構図となりました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽4期目を目指す現職の青山剛氏(45)、▽新人で元市議会議員の小田中稔氏(59)、▽新人で元道議会議員の川畑悟氏(52)の3人です。
3人による選挙戦となるのは1987年(昭和62年)以来、36年ぶりです。
選挙戦では、現職の3期12年の市政運営に対する評価のほか、人口減少が進む中、どう子育て支援策を充実させるかや、老朽化した公共施設の存廃などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

3人は立候補を届け出た後、早速、支持を訴えました。

青山剛氏は「12年間で国や道、市民とたくさんのネットワークを築いた。それを次の4年間も強く結びつけながら、市民の喜びと安心につなげていきたい。さまざまな争点があげられているが、ひとつひとつ市民の皆さんと約束し、まちにしこりが残らないように丁寧に対応していくことが市長の役割だと感じている」と訴えました。

小田中稔氏は「今の室蘭市がそのままでいいのか。今が変えるチャンスだ。変えなければならない。給食費の無償化、保育料の減免基準の見直しを含め子育て支援をしっかりしていく。室蘭の人口減少、経済対策もしっかりしていかなければならない。大企業と連携を取りながら中小企業の競争力をしっかり強化していく」と訴えました。

川畑悟氏は「文化センターやだんパラスキー場などの廃止も議論されているが、今の室蘭市は諦めが早すぎる。諦めが早すぎるから、われわれが大事にしてきた多くのものを簡単に捨ててしまう。皆さまと共に室蘭を作り変えていきたい。発想のない室蘭から発想のある室蘭にするのが、私が考える親孝行できる室蘭だ」と訴えました。

室蘭市長選挙 戦いの歴史 最近の選挙結果は


夕張市長選挙  現職と新人 1対1の対決に

夕張市長選挙は現職と新人による1対1の対決となりました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽2期目を目指す現職で自民党夕張支部と立憲民主党が推薦する厚谷司氏(57)と、▽新人で市の元市民課長の佐藤学氏(51)の2人です。
全国で唯一の「財政再生団体」、夕張市。
4年後の2026年度(令和8年度)末には「財政再生計画」の期間を終え、国へ返す借金、「再生振替特例債」の償還が終わる見込みです。
選挙戦では、計画終了後のまちづくりを見据えて今後4年間、どのような政策を進めていくかや急速に進む人口減少への対策、地域経済の振興策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

夕張市長選挙 戦いの歴史 最近の選挙結果は


稚内市長選挙  現職と新人 1対1の対決に

稚内市長選挙には現職と新人の2人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽4期目を目指す現職で自民党と立憲民主党稚内支部が推薦する工藤広氏(73)と、▽新人で元市議会議員の佐々木政美氏(60)の2人です。
現職に新人が挑む構図で、選挙戦では現職の3期12年の市政運営に対する評価のほか、市役所新庁舎の整備方針などをめぐって論戦が交わされる見通しです。


江別市長選挙  現職引退で新人3人の争いに

江別市長選挙は現職が引退。新人3人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属の新人で、▽元市議会議員の堀直人氏(42)、▽元副市長の後藤好人氏(62)、▽元市議会議員の清水直幸氏(61)の3人です。
4期16年務めた現職の三好昇市長は引退する意向を表明していて、新人どうしの争いとなりました。
選挙戦では、札幌への通勤圏として若い世代の住民が増える中、地域への定着をどう促し、まちづくりを進めるかなどをめぐって論戦が交わされる見通しです。

江別市長選挙 戦いの歴史 最近の選挙結果は


赤平市長選挙  現職と新人 1対1の対決に

赤平市長選挙は現職と新人による1対1の対決となりました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽新人で自民党、公明党中空知総支部、新党大地が推薦する元市立病院事務長の井上英智氏(52)と、▽2期目を目指す現職の畠山渉氏(55)の2人です。
選挙戦では、現職の1期4年の市政運営に対する評価のほか、人口減少への対策や医療や福祉の充実、炭鉱遺産を活用した観光振興策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。


三笠市長選挙  20年ぶりの選挙戦 現職と新人 1対1の対決に

三笠市長選挙は20年ぶりの選挙戦となりました。現職と新人による1対1の対決です。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽3期目を目指す現職の西城賢策氏(72)と、▽新人で元市議会議員の竹田智鶴氏(54)の2人です。
三笠市長選挙が選挙戦となったのは2003年(平成15年)以来、20年ぶりです。
選挙戦では、現職の2期8年の市政運営に対する評価のほか、人口減少への対策や医療や福祉の充実、地域資源を活用した観光振興策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。


伊達市長選挙  24年ぶりの選挙戦 現職引退で新人2人の争いに

伊達市長選挙は現職が引退。新人2人が立候補し、24年ぶりの選挙戦となりました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属の新人で、▽元監査法人職員の堀井敬太氏(42)と、▽元道議会議員の中山智康氏(48)の2人です。
6期24年務めた現職の菊谷秀吉市長は引退することを表明していて、新人どうしの争いとなりました。
伊達市長選挙が選挙戦となったのは1999年(平成11年)以来、24年ぶりです。
選挙戦では、人口減少が進む中、どう財源を確保していくかや、子育て世代への支援策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

 

さらに18日、道内であわせて35の町村長選挙が告示されました。
このうち10の選挙は2人以上が立候補して選挙戦となりました。

斜里町長選挙  現職と新人 1対1の対決に

オホーツク海側の斜里町長選挙には現職と新人、2人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽4期目を目指す現職の馬場隆氏(72)と、▽新人で元町議会議員の山内浩彰氏(63)の2人です。
斜里町長選挙は前回、無投票。8年ぶりの選挙戦となりました。
選挙戦では、人口減少が進む町の活性化策のほか、去年起きた観光船の沈没事故の影響が続く観光業の回復に向けた取り組みなどをめぐって論戦が交わされる見通しです。

立候補した2人は届け出を済ませたあと、街頭で支持を訴えました。

馬場隆氏は「事故は私たち斜里町にとって改めての教えを与えてくれた。安全をしっかりと確保すべきだ。命は尊いんだよ、と。徹底して安全に取り組む、新しい魅力ある知床を見いだしていく」と訴えました。

山内浩彰氏は「ふるさと納税や自主財源の確保が皆さんの要望に応えていくために最も必要な要素だ。みんなが元気で暮らせる斜里町にするため、政策を1つ1つ積み上げてやっていきたい」と訴えました。


京極町長選挙  24年ぶりの選挙戦 現職引退で新人2人の争いに

後志の京極町長選挙は現職が引退。新人2人が立候補しました。24年ぶりの選挙戦です。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属の新人で、▽農業法人代表の渡邊基樹氏(42)と、▽町の元健康推進課長の佐古岡秀徳氏(49)の2人です。
1期4年務めた現職の梅田禎氏町長は立候補せず、新人2人の争いとなりました。
京極町長選挙が選挙戦となったのは1999年(平成11年)以来、24年ぶりです。
選挙戦では、隣接するニセコエリアとの連携のあり方や地域産業の活性化などをめぐって論戦が交わされる見通しです。


厚沢部町長選挙  16年ぶりの選挙戦 現職引退で新人2人の争いに

道南の厚沢部町長選挙は現職が引退。新人2人が立候補しました。16年ぶりの選挙戦です。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属の新人で、▽元副町長の佐藤正秀氏(67)と、▽町の観光協会会長の前井敏弘氏(59)の2人です。
4期16年務めた現職の渋田正己町長は立候補せず、新人2人の争いとなりました。
厚沢部町長選挙が選挙戦となったのは2007年(平成19年)以来、16年ぶりです。
選挙戦では、農業や林業をはじめとした地域経済の活性化をどのように進めていくかや子育て世帯や高齢者への支援のあり方、公共交通の整備などについて論戦が交わされる見通しです。


今金町長選挙  現職引退で新人3人の争いに

道南の今金町長選挙は現職が引退。新人3人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属の新人で、▽元町議会議員の山崎仁氏(69)、▽元副町長の中島光弘氏(64)、▽元町議会議員の湯浅秀夫氏(82)の3人です。
5期20年務めた現職の外崎秀人町長は引退する意向を示していて、新人どうし3人による争いとなりました。
今金町長選挙は前回、無投票。8年ぶりの選挙戦です。
選挙戦では、基幹産業となっている農業の担い手不足をどのように解消していくかなどをめぐって論戦が交わされる見通しです。


美瑛町長選挙  現職と新人 1対1の対決に

上川の美瑛町長選挙は現職と新人、2人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽新人で元町議会議員の佐藤晴観氏(49)と、▽2期目を目指す現職の角和浩幸氏(55)の2人です。
現職に新人が挑む構図で、選挙戦では、基幹産業の農業や観光業の振興、コロナ禍で疲弊した地域経済の活性化策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。


音威子府村長選挙  28年ぶりの選挙戦 現職引退で新人2人の争いに

上川の音威子府村長選挙は現職が引退。新人2人が立候補しました。28年ぶりの選挙戦です。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属の新人で、▽元上川北部消防音威子府支署長の遠藤貴幸氏(47)と、▽村の元教育長の高曽根誠氏(67)の2人です。
3期12年務めた現職の佐近勝村長は立候補せず、新人どうし2人の争いとなりました。
音威子府村長選挙が選挙戦となったのは1995年(平成7年)以来、28年ぶりです。


天塩町長選挙  現職と新人 1対1の対決に

日本海側の天塩町長選挙には現職と新人、2人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽新人で町の元教育長の吉田忠氏(57)と、▽2期目を目指す現職の佐々木裕之氏(71)の2人です。
選挙戦では、人口減少対策や漁業や酪農など地域産業の活性化をめぐって論戦が交わされる見通しです。


訓子府町長選挙  16年ぶりの選挙戦 現職引退で新人2人の争いに

オホーツク海側の訓子府町長選挙は現職が引退。新人2人が立候補しました。16年ぶりの選挙戦です。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属の新人で、▽町の元会計管理者の伊田彰氏(62)と、▽元町議会議員の須河徹氏(69)の2人です。
4期16年務めた現職の菊池一春町長は立候補せず、新人どうし2人の争いとなりました。
訓子府町長選挙が選挙戦となったのは2007年(平成19年)以来、16年ぶりです。
選挙戦では、去年夏に見舞われた局地的な大雨を踏まえた町の災害対策や物価高騰対策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。


大樹町長選挙  現職と新人 1対1の対決に

十勝の大樹町長選挙には現職と新人、2人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽3期目を目指す現職の酒森正人氏(64)と、▽新人で元副町長の黒川豊氏(62)の2人です。
選挙戦では、現職の2期8年の町政運営に対する評価のほか、子育て支援やロケットの打ち上げ拠点「宇宙港」をはじめとした航空宇宙開発による地域振興などをめぐって論戦が交わされる見通しです。


陸別町長選挙  現職と新人 1対1の対決に

十勝の陸別町長選挙には現職と新人、2人が立候補。8年ぶりの選挙戦です。
立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、▽3期目を目指す現職の野尻秀隆氏(69)と、▽新人で元町議会議員の本田学氏(52)の2人です。
陸別町長選挙は前回、無投票。8年ぶりの選挙戦です。
選挙戦では、現職の2期8年の町政運営に対する評価のほか、天文台や道の駅を活用した観光振興や人口減少対策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。


投票日は23日

統一地方選挙後半戦。選挙戦に入った選挙の投票は23日に行われます。

2023年4月16日公開
2023年4月18日更新

 

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