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統一地方選挙後半戦 無投票となった市町村長選挙は

  • 2023年4月22日

“春の政治決戦” 統一地方選挙。4月23日投開票の後半戦で、北海道内では46の市町村長選挙(11市31町4村)と126の市町村議会議員選挙(26市86町14村)が行われます。このうち、無投票となったのは…。(NHK北海道選挙取材班)

統一地方選挙後半戦。
道内では16日、あわせて11の市で市長選挙が告示されました。
このうち千歳市、滝川市、砂川市の3つの市長選挙は立候補を届け出たのが1人で、無投票で当選が決まりました。

千歳市長選挙  現職引退で新人・横田氏が初当選 選挙は5回連続無投票

千歳市長選挙は現職が引退。無所属の新人で、元副市長の横田隆一氏が無投票で初めての当選です。
横田氏は砂川市出身の67歳。
市の総務部長や企画部長を経て、2022年(令和4年)12月まで副市長を務めました。
自民党と公明党千歳総支部が推薦しました。
横田氏は「空港の利用者数が回復する中、市内を訪れる観光客を増やすための対策を強化したい。市内への建設が決まった先端半導体の量産化に向けた工場を円滑に受け入れられるようインフラ整備にも取り組みたい」と話しています。
5期20年務めた現職の山口幸太郎市長は引退する意向を表明していて、立候補しませんでした。
千歳市長選挙は2007年(平成19年)以来、これで5回続けて無投票となりました。

当選した横田隆一氏は午後5時すぎ、無投票で当選が決まったという知らせを受けて活動を終え、みずからの選挙事務所であいさつしました。
この中で、横田氏は「頂いた声を着実に政策として実行し、恩返ししたい。市民の皆さまと対話しながら政策を練り上げ、まちの発展と、暮らしやすいまちづくりに向けて一生懸命、取り組みたい」と抱負を述べました。
このあと、横田氏は記者団に対し、市内への建設が決まった先端半導体の量産化に向けた工場の受け入れについて、「まちの底力が問われる課題で、しっかりと取り組んでいきたい」と述べました。


滝川市長選挙  現職・前田氏が4選 選挙は3回連続無投票

滝川市長選挙は無所属の現職、前田康吉氏が無投票で4回目の当選です。
前田氏は滝川市出身の68歳。
市議会議員や道議会議員を務めたあと、2011年(平成23年)の選挙に立候補して初当選しました。
前田氏は「子育て支援や医療、福祉の充実を図るとともに、駅前の再整備で利便性と快適性を向上させ、住んでよかったと思えるまちを目指したい」と話しています。
滝川市長選挙は2015年(平成27年)以来、これで3回続けて無投票となりました。


砂川市長選挙  現職引退で新人・飯澤氏が初当選 選挙は5回連続無投票

砂川市長選挙は現職が引退。無所属の新人で、元市議会議員の飯澤明彦氏が無投票で初めての当選です。
飯澤氏は砂川市出身の61歳。
市の職員を経て2007年(平成19年)から市議会議員を務めてきました。
飯澤氏は「4年後に砂川火力発電所が廃止されたあとも市内の経済を維持し、雇用を守れるよう、市民と議論しながらまちづくりを進めたい。医療や福祉、子育ての環境を充実させ、住んでよかったと思えるまちにしたい」と話しています。
3期12年務めた現職の善岡雅文市長は引退する意向を示していて、立候補しませんでした。
砂川市長選挙は2007年以来、これで5回続けて無投票となりました。


室蘭市議会議員選挙 戦後初の無投票に

16日は26の市議会議員選挙も告示され、このうち室蘭市・夕張市・名寄市・登別市・北斗市の5つの市は無投票で当選が決まりました。
室蘭市選挙管理委員会によりますと、室蘭市で市議会議員選挙が無投票となったのは戦後初めてだということです。
 

さらに18日、道内であわせて35の町村長選挙が告示されました。
このうち、全体のおよそ7割にあたるあわせて25の選挙は無投票となりました。

初山別村長選挙  現職・宮本氏が5選 選挙は全国最多13回連続で無投票に

日本海側の初山別村長選挙は無所属の現職、宮本憲幸氏が無投票で5回目の当選です。
宮本氏は初山別村出身の65歳。
村の経済課長などを務めたあと、2007年(平成19年)の村長選挙に立候補して初当選しました。
宮本氏は初当選以来、5回連続、無投票での当選です。
宮本氏は「基幹産業となっている酪農や農業、漁業の担い手を確保するための対策を講じていきたい。高齢化が進むなか、買い物や通院の際に利用できる地域の交通手段を整備したい」と話しています。
初山別村長選挙は1971年(昭和46年)に選挙戦となったのを最後に無投票が続いています。今回で連続13回。統一地方選挙で行われる市町村長選挙のうち、全国で最も多くなっています。

当選した宮本憲幸氏は「コロナ禍の影響や物価の高騰もあり、村民の生活は苦しい状況にある。まずは、その問題にしっかりと取り組んでいきたい。無投票の状況が続いているが、村民が投票する機会がないということであれば、住民の声を丁寧に聞くことが求められると思う。地域に出て行って、村民の悩みや要望をより丁寧に聞いていきたい」と述べました。

【政治マガジン】13回連続無投票の村長選「選挙はこりごり」二分された村の禍根


由仁町長選挙  現職・松村氏が3選

空知の由仁町長選挙は無所属の現職、松村諭氏が無投票で3回目の当選です。
松村氏は岩見沢市出身の66歳。
町の保健福祉課長などを経て2015年(平成27年)の町長選挙に立候補して初当選しました。
松村氏は「まちの財政健全化を進め、老朽化した公共施設の活用策を検討するとともに、ことし9月の町内のバス路線廃止を踏まえた交通手段の確保にも取り組みたい」と話しています。


新十津川町長選挙  現職引退で新人・谷口氏が初当選 選挙は6回連続無投票

空知の新十津川町長選挙は現職が引退。無所属の新人で町の元建設課長の谷口秀樹氏が無投票で初めての当選です。
谷口氏は新十津川町出身の59歳。
1987年(昭和62年)に町役場に入り、会計課長や建設課長を歴任しました。
谷口氏は「AIやロボットを活用したスマート農業を推進するほか、町外から子育て世代の転入者を受け入れられるよう保育園や児童クラブを拡充したい。物価高騰に直面する家庭を支援するため、小中学校の給食費の無償化も進めたい」と話しています。
新十津川町長選挙は2003年(平成15年)以来、これで6回続けて無投票となりました。


雨竜町長選挙  現職引退で新人・白川氏が初当選 選挙は前回に続き無投票

空知の雨竜町長選挙は現職が引退。無所属の新人で元副町長の白川久純氏が無投票で初めての当選です。
白川氏は雨竜町出身の59歳。
1982年(昭和57年)に町役場に入り、議会事務局長などを経て2015年(平成27年)から副町長を務めてきました。
白川氏は「町の基幹産業となっている農業の担い手となる若い世代を支援していくほか、町内外の人が町で起業しやすい環境づくりを進めたい。バス路線の廃止や減便が進む中、子どもたちや高齢者の移動手段の確保にも取り組みたい」と話しています。
2期8年務めた現職の西野尚志町長は引退する意向を示していて、立候補しませんでした。
雨竜町長選挙は前回・4年前に続いての無投票です。


沼田町長選挙  現職・横山氏が再選 選挙は3回連続無投票

空知の沼田町長選挙は無所属の現職、横山茂氏が無投票で2回目の当選です。
横山氏は沼田町出身の59歳。
1982年(昭和57年)に町役場に入り、政策推進室長や農業商工課長を務めたあと、前回・4年前の町長選挙に立候補して初当選しました。
横山氏は「町の基幹産業となっている農業を持続可能なものにするため、コメの加工など、新たな産業の創出に取り組みたい。子育て環境を充実させるため、保育士の増員も支援していきたい」と話しています。
沼田町長選挙は2015年(平成27年)以来、これで3回続けて無投票となりました。


赤井川村長選挙  現職・馬場氏が再選

後志の赤井川村長選挙は無所属の現職、馬場希氏が無投票で2回目の当選です。
馬場氏は赤井川村出身の62歳。
1984年(昭和59年)に村役場に入り、社会課長や教育長などを務めたあと前回・4年前の村長選挙に立候補して初当選しました。
馬場氏は「農畜産物の生産や加工など地域産業のさらなる育成を図るため、連携するベンチャー企業の呼び込みや生産者への支援を進めたい。自然環境に配慮しつつ、カーボンニュートラルを推進するため、森林や温泉、地熱を生かした再生可能エネルギーの村の施設などでの活用にも取り組みたい」と話しています。


壮瞥町長選挙  現職・田鍋氏が再選

胆振の壮瞥町長選挙は無所属の現職、田鍋敏也氏が無投票で2回目の当選です。
田鍋氏は壮瞥町出身の63歳。
町の総務課長や教育長を経て、前回・4年前の町長選挙に立候補して初当選しました。
田鍋氏は「基幹産業となっている農業の収益を高める取り組みを後押しするとともに、宿泊施設の誘致や道の駅の駐車場拡大など、観光の振興にも取り組みたい。これまで力を入れてきた子育て世代や高齢者に対する生活支援、有珠山の噴火など自然災害への備えも引き続き進めたい」と話しています。


乙部町長選挙  現職・寺島氏が再選

道南の乙部町長選挙は無所属の現職、寺島努氏が無投票で2回目の当選です。
寺島氏は東京都出身の57歳。
乙部町議会議員を4期務めたあと、前回・4年前の町長選挙に立候補して初当選しました。
寺島氏は「町民の暮らしを支えると同時に、町の価値を引き上げ、次の世代が期待感を持てるようなまちづくりに取り組みたい」と話しています。


下川町長選挙  現職引退で新人・田村氏が初当選

上川の下川町長選挙は現職が引退。無所属の新人で町の元政策推進課長の田村泰司氏が無投票で初めての当選です。
田村氏は下川町出身の58歳。
1983年(昭和58年)に町役場に入り、総務課長や政策推進課長を務めました。
田村氏は「町の基幹産業となっている農林業の活性化を図るほか、子育て世代や高齢者への支援を充実させ、町民が住み続けたいと思う町づくりを進めていきたい」と話しています。
2期8年務めた現職の谷一之町長は引退する意向を示していて、立候補しませんでした。


美深町長選挙  現職引退で新人・草野氏が初当選 選挙は4回連続無投票

上川の美深町長選挙は現職が引退。無所属の新人で町の元教育長の草野孝治氏が無投票で初めての当選です。
草野氏は美深町出身の61歳。
町の総務課長や教育長などを務めました。
草野氏は「人口減少が進むなか、新規就農者や商工業者への支援を行い、持続可能な町づくりを進めていきたい。冷涼な気候を生かし、スポーツ合宿などを積極的に誘致して町に活気を生み出したい」と話しています。
4期16年務めた現職の山口信夫町長は引退する意向を示していて、立候補しませんでした。
美深町長選挙は2011年(平成23年)以来、これで4回続けて無投票となりました。


中川町長選挙  現職・石垣氏が再選

上川の中川町長選挙は無所属で現職の石垣寿聰氏が無投票で2回目の当選です。
石垣氏は中川町出身の55歳。
町の産業振興課長などを務め、前回・4年前の町長選挙に立候補して初当選しました。
石垣氏は「コロナ禍で落ち込んだ経済を活性化するため、支援や対策を強化したい。老朽化した高齢者施設の改修計画を着実に進め、町民が安心して生活できる町をつくっていきたい」と話しています。


幌加内町長選挙  現職・細川氏が3選

上川の幌加内町長選挙は無所属の現職、細川雅弘氏が無投票で3回目の当選です。
細川氏は幌加内町出身の67歳。
町の保健福祉課長などを務め、2015年(平成27年)の町長選挙に立候補して初当選しました。
細川氏は「人口減少が進むなか、テレワークの拠点などを整備して、町外から人を呼び込みたい。特産のそばや朱鞠内湖のイトウなど町の魅力を全国にPRしていきたい」と話しています。


苫前町長選挙  現職・福士氏が再選

日本海側の苫前町長選挙は無所属の現職、福士敦朗氏が無投票で2回目の当選です。
福士氏は苫前町出身の68歳。
衆議院議員や参議院議員の秘書などを経て町議会議員を1期務め、前回・4年前の町長選挙で初当選しました。
福士氏は「農業や漁業の経営基盤を強化して担い手の確保を図り、地域の産業を元気にしたい。町営の風力発電所を整備してエネルギーの地産地消を進め、脱炭素社会の実現に町全体で取り組んでいく」と話しています。


中頓別町長選挙  現職・小林氏が3選 選挙は前回に続き無投票

宗谷の中頓別町長選挙は無所属の現職、小林生吉氏が無投票で3回目の当選です。
小林氏は中頓別町出身の62歳。
町の保健福祉課長などを務めたあと、2015年(平成27年)の町長選挙に立候補して初当選しました。
小林氏は「人生100年時代に学びの拠点となる公共施設の整備や地域の医療体制の充実に取り組んでいきたい。ワインの醸造に用いられるブドウの栽培を支援し、地域の新たな産業として育てていきたい」と話しています。
中頓別町長選挙は前回・4年前に続いての無投票です。


豊富町長選挙  現職・河田氏が再選

宗谷の豊富町長選挙は無所属の現職、河田誠一氏が無投票で2回目の当選です。
河田氏は豊富町出身の64歳。
町議会議員を3期務めたあと、前回・4年前の町長選挙に立候補して初当選しました。
河田氏は「新型コロナの影響で落ち込んだ経済を復活させるために、酪農をはじめとする基幹産業への支援や、豊富温泉などへの観光客誘致を積極的に進めるほか、子育て世帯のサポートも充実させていきたい」と話しています。


美幌町長選挙  現職・平野氏が再選

オホーツク海側の美幌町長選挙は無所属の現職、平野浩司氏が無投票で2回目の当選です。
平野氏は湧別町出身の68歳。
美幌町の経済部長や教育長を務め、前回・4年前の町長選挙に立候補して初当選しました。
平野氏は「高齢者が元気に過ごせるよう公共交通の充実や介護予防対策を進めるとともに、医療費を高校生まで無償化するなど子育て支援の強化も進めたい」と話しています。


清里町長選挙  現職引退で新人・古谷氏が初当選

オホーツク海側の清里町長選挙は現職が引退。無所属の新人で元町議会議員の古谷一夫氏が無投票で初めての当選です。
古谷氏は訓子府町出身の70歳。
清里町の職員を経て2019年(平成31年)からことし2月まで町議会議員を務めていました。
古谷氏は「人口減少や高齢化の課題を抱える中、医療・介護サービスや子育ての支援を強化して誰もが安心して生活できる町づくりを進めたい」と話しています。
3期12年務めた現職の櫛引政明氏町長は引退する意向を示し、立候補しませんでした。


滝上町長選挙  現職引退で新人・清原氏が初当選 選挙は前回に続き無投票

オホーツク海側の滝上町長選挙は現職が引退。無所属の新人で町の元職員の清原尚弘氏が無投票で初めての当選です。
清原氏は滝上町出身の49歳。
1997年(平成9年)に町役場に入り、社会教育係長や財政係長などを務めてきました。
清原氏は「郷土愛や人づくりにこだわりながら医療や産業、教育の分野に力を入れて取り組み、未来に向けた強い町づくりを進めたい」と話しています。
4期16年務めた現職の長屋栄一町長は引退する意向を示していて、立候補しませんでした。
滝上町長選挙は前回・4年前に続いての無投票です。


興部町長選挙  現職・硲氏が6選 3回連続で無投票当選

オホーツク海側の興部町長選挙は無所属の現職、硲一寿氏が無投票で6回目の当選です。
硲氏は興部町出身の65歳。
町議会議員を1期務めたあと、2003年(平成15年)の町長選挙に立候補して初当選しました。
3回連続で無投票での当選です。
硲氏は「2年延期した認定こども園の整備や商工業の担い手不足の解消、酪農家の経済対策に力を入れて取り組みたい」と話しています。


鹿追町長選挙  現職・喜井氏が再選

十勝の鹿追町長選挙は無所属の現職、喜井知己氏が無投票で2回目の当選です。
喜井氏は鹿追町出身の63歳。
町の農業振興課長や総務課長などを務めたあと、前回・4年前の町長選挙に立候補して初当選しました。
喜井氏は「脱炭素先行地域に選ばれたことを弾みに計画を実行に移していきたい。厳しい経営に直面する農業や人口減少などの課題に取り組み町民が希望を持って生活できるまちづくりを進めたい」と話しています。


更別村長選挙  現職・西山氏が3選 選挙は前回に続き無投票

十勝の更別村長選挙は無所属の現職、西山猛氏が無投票で3回目の当選です。
西山氏は中札内村出身の69歳。
更別村内の小学校の校長や幼稚園の園長などを務めたあと、2015年(平成27年)の村長選挙に立候補して初当選し、現在2期目です。
西山氏は「肥料・飼料・燃料の高騰から町民の暮らしを守るとともに、デジタル技術を活用して地域課題を解決していきたい」と話しています。
更別村長選挙は前回・4年前に続いての無投票です。


幕別町長選挙  現職・飯田氏が3選

十勝の幕別町長選挙は無所属の現職、飯田晴義氏が無投票で3回目の当選です。
飯田氏は足寄町出身の67歳。
幕別町の経済部長や教育長などを務めたあと、2015年(平成27年)の町長選挙に立候補して初当選しました。
飯田氏は「マイホームの新築に対し、補助金を支給するほか、子育てを支援するため、第2子以降の保育料や高校生までの医療費を無償化したい。若者や子育て世代が住みやすいまちづくりで人口構造の若返りを図りたい」と話しています。


足寄町長選挙  現職・渡辺氏が再選

十勝の足寄町長選挙は無所属の現職、渡辺俊一氏が無投票で2回目の当選です。
渡辺氏は足寄町出身の67歳。
町の総務課長や副町長などを務めたあと、前回・4年前の町長選挙に立候補して初当選しました。
渡辺氏は「老朽化している特別養護老人ホームの建設を着実に進めるなど、町民誰もが健康で豊かに暮らし続けられるまちづくりを目指す」と話しています。


浦幌町長選挙  現職引退で新人・井上氏が初当選 選挙は4回連続無投票

十勝の浦幌町長選挙は現職が引退。無所属の新人で町の元職員の井上亨氏が無投票で初めての当選です。
井上氏は帯広市出身の48歳。
1993年(平成5年)に浦幌町役場に入り、町民課課長補佐などを務めました。
井上氏は「新規就農や新たな産業の創出を支援するとともに、町民との対話集会を開いて子どもから高齢者まで安心して楽しく暮らせるまちづくりを進めたい」と話しています。
4期16年務めた現職の水沢一広町長は引退する意向を示していて、立候補しませんでした。
浦幌町長選挙は2011年(平成23年)以来、これで4回続けて無投票となりました。


羅臼町長選挙  現職・湊屋氏が3選 選挙は7回連続無投票

道東の羅臼町長選挙は無所属の現職、湊屋稔氏が無投票で3回目の当選です。
湊屋氏は羅臼町出身の59歳。
町議会議員を経て2015年(平成27年)の町長選挙に立候補して初当選しました。
湊屋氏は「基幹産業の漁業を持続可能なものにするため、養殖試験の実施や後継者の育成を後押ししたい。ウクライナ侵攻に伴い北方領土問題が厳しい状況にある中、墓参だけでも早期に再開できるよう求めていきたい」と話しています。
羅臼町長選挙は1999年(平成11年)以来、これで7回続けて無投票となりました。

湊屋氏は一夜明けた19日、NHKのインタビューに応じました。
この中で湊屋氏は、「人口の7割が漁業に関わる中、1年を通じて安定した生活ができるよう取り組むことで、人口減少の歯止めにもつなげる」と述べ、基幹産業である漁業振興に力を入れる考えを示しました。

その上で、「かつては漁業資源が豊富だったが、気候変動などで今までのやり方が通用しなくなっている。制度的なことも含め、漁協や町民の皆さんと漁業のあり方を話し合いたいと述べました。
もうひとつの主要産業、観光については、「新型コロナや観光船の沈没事故の影響で一時疲弊したが、この冬は回復傾向を見せた。多くの方に訪れていただき、活気あふれるまちづくりを目指したい」と話していました。
また北方領土問題については、「これまで町としても四島との交流を重ねてきたが、振り出し以前に戻ってしまった。せめて島に上陸しての墓参の再開を強く求めていきたい」と力を込めました。


町村議会議員選挙も無投票相次ぐ 11町村で「定員割れ」も

“春の政治決戦” 統一地方選挙。18日に道内で告示された町村議会議員選挙は1割を超える11の町と村で「定員割れ」となり、深刻な“なり手不足”の現状が浮き彫りとなりました。
統一地方選挙・後半戦は道内100の町村議会議員選挙が18日に告示されました。
あわせて1038の定員に対し1105人が立候補し、このうち全体の半数近い48の町と村で無投票となりました。
無投票となった町と村のうち、空知の月形町と雨竜町、石狩の新篠津村、後志の喜茂別町、道南の木古内町、上川の和寒町と下川町、日本海側の初山別村、オホーツク海側の興部町、十勝の陸別町、道東の厚岸町のあわせて11の町と村では立候補した人が定員に達しない「定員割れ」となりました。

「定員割れ」は前回・4年前の統一地方選挙に比べて7つ増え、全体の1割を超えていて、深刻な“なり手不足”の現状が浮き彫りとなりました。

地方議員の“なり手不足”深刻化 現職5人引退の新十津川町では欠員回避 その一方で…

(追記)
23日に投票が行われる浜中町議会議員選挙は10の定員に対し12人が立候補していましたが、町の選挙管理委員会によりますと、このうち無所属の新人候補1人が死亡したということです。
これを受けて、選挙管理委員会は21日、公職選挙法の規定に基づいて補充立候補の受け付けを行いましたが、締め切りの午後5時までに新たに立候補を届け出た人はいませんでした。
これで、統一地方選挙後半戦で行われる道内100の町村議会議員選挙の候補者は1人減って、あわせて1038の定員に対し1104人となりました。

2023年4月16日公開
2023年4月22日更新

 

選挙戦となった市町村長選挙はコチラです👇

統一地方選挙後半戦 選挙戦となった市町村長選挙は

 

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