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ご存じですか?寒気の種類 今週末も中国地方に雪降る寒さ

気象予報士・勝丸恭子 きょうこのポイント!
  • 2023年11月22日

11月18日(土)には中国地方に早くも二度目の雪が降り、大雪注意報が出たところもありました。そしてまた今週末にも寒気が。ただし前回とは寒気の種類が違う予想です。

ことしの11月は冬将軍が早めに、たびたび、旅をしてきます。
まだ荷物が小さいのがポイントです。最初は間隔をあけて時々、短期滞在。
だんだん、間をおかずにやってくるように…そして長居をするようになります。
 

振り返ると
▼11月13日(月)
中国地方の高い山で初雪。鳥取県の大山では、初雪がいきなり40センチも積もる大雪。
▼11月18日(土)
松江や下関で平年よりずいぶん早い初雪の便り。広島県内に大雪注意報発表。

そしてまた今週末、寒気がやってくる予想です。

※22日朝の時点の予報です

これから数日間で季節が2か月以上も進むような寒暖の変化!
今が暖かいだけに、週末の寒さはこたえそうです。

今週末、雪は積もるのか?

結論からお伝えすると、今回の雪は、これまでほどではない予想です。
というのも、寒気の種類が違うのです。

寒気の種類

ひとくちに「寒気」と言っても、大きく分けて2種類あります。

空気の層の下のほうに来る寒気は
地上の気温に影響して、寒さを厳しくします。
上のほうに来る寒気は、私たちが感じる寒さには関係ありません。
でも、雪雲を大きく発達させて大雪をもたらすことがあります。

ことし初の寒気は上空が強力だったため、大山などの高い山で一気に積もりました。
18日は上下ともに強くなり、雪の範囲が広がって内陸で積雪。
次にやってくる寒気は、下のほうが中心です。
今のところの予報では雪が降っても量はそれほど多くなく、とにかく寒くなる予想です。

気をつけたいこと

24日(金)の朝と夜を比べると、「平地でも雪になる目安」の寒気(青い表示)が
一気に流れ込むのがわかります。
 

そこで、仮に雪の量が少なくても、ぜひこんなことに気をつけてください。

※22日朝の時点の見通しです

地域によっては、車やバイクで出勤できるけれど、帰るころにはちょっと心配ということも。
最新の予報をご確認くださいね。

◆ひるまえ直送便・おはようちゅうごく◆
投稿はこちらから→ https://forms.nhk.or.jp/q/60PKG11O

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