詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは、「“電話はつないだままで”に注意!」です。
ことし5月、東京都内に住む40代の男性のパソコンの画面に突然、コンピューターウイルスに感染したというメッセージが表示されました。
その後、画面に出てきた番号に電話をかけると、片言の日本語で、「ウイルスを削除するには電子マネーを3万円分購入してください。電話は切らないで」と言われたということです。
男性は、電話をつないだまま、近くのコンビニエンスストアで3万円分の電子マネーのカードを購入し、ID番号を相手に伝えたということです。
すると、「ウイルスを削除しきれなかったのでもう3万円分必要」と言われ、再びカードを購入しようとしましたが、店員に詐欺の疑いを指摘され、さらなる被害は免れたということです。
皆さんへのお願いです。「“電話はつないだままで”に注意!」
詐欺グループは、電話をつないだままにするよう指示し、誰かに相談することを阻もうとします。
電話でお金の話をされたらいったん電話を切り、警察や周りの人に相談するようにしてください。
また、電話をしながら電子マネーを購入しようとしている人を見かけたら、詐欺を疑い、声をかけてあげてください。