詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
今回は、高校生がお年寄りへの声かけで特殊詐欺の被害を未然に防いだ事例を紹介します。
テーマは、「積極的に声かけを!」です。
「このたび被害を未然に防止されました。心より深く感謝の意を表します」
7月、警視庁武蔵野警察署で開かれた表彰式。
特殊詐欺を未然に防いだとして、5人の高校生に感謝状が手渡されました。
5人は6月の帰宅途中、80代の男性にスマートフォンの操作方法を尋ねられました。
保留のしかたなどを教えていると、電話口から聞こえてきたのが…。
高校生
「お金を振り込んでほしいという旨の話が聞こえて、これは怪しいなとピンときて、そんな感じで詐欺だなと確信して」
以前、学校で行われた特殊詐欺防止の講座の話を覚えていた5人は、その場で男性を説得しました。
高校生
「『おじいさん、それ危ないですよ。絶対詐欺です』って感じで。『いったん交番に行きましょう』と言って」
5人は男性を近くの交番に案内。被害を未然に防ぐことができました。
高校生
「数年前に祖母がひっかかってしまって、自分が見つけたら絶対に未然に防げるようにしようと思っていました。こうした詐欺とかは増えていくと思うので、僕らの若い世代がしっかり対策とか予防とかしっかりしていかなければならないなと思いました」
皆さんへのお願いです。「積極的に声かけを!」
携帯電話で高額な振り込みの話をしたり、電話をしながらATMを操作したりしている高齢者などは、すでにだまされ、詐欺の被害に気がついていないおそれがあります。
こうした人を見かけた際は、勇気を出して、積極的に声をかけてください。