豊洲市場から旬の食材を紹介します。身がしっとりやわらかく、脂がのっておいしい「サワラ」と、甘みがあり、シャキシャキした食感が特徴の「アスパラガス」をご紹介します。
■見極めのポイント(切り身)
・模様がはっきりしている。
・血合いの部分が鮮やかな赤色をしている。
・身が少し白色のような部分には、脂がある。
■旬
11~3月頃。
■おすすめの食べ方
『サワラの刺身』
~塩を振り 皮目をあぶる~
『サワラのホイル焼き』
~サワラに塩こしょうをして、野菜と一緒に包み、オーブンで焼く~
『西京焼き』
~軽く塩をしたあとに、西京みそ・酒・みりんに漬けて焼く~
■サワラの紹介
豊洲水産市場 仲卸 鈴木眞弥子(すずき・まやこ)さん
「サワラは身がやわらかくて、小さなお子様からご年配の方まで、とても食べやすい魚です。今の時期、脂がのってとてもおいしいので、たくさんめしあがってください」
■主な産地
栃木・福岡・熊本・佐賀・福島など。
■旬
2~3月。
■新鮮なものの見極め方
・切り口が乾いていない、みずみずしいもの。
・穂先が開いていない、新鮮なもの。
■保存方法
・乾燥に弱いため、ぬらしたペーパータオルで根元をつつみ、ポリ袋に入れ、穂先を立てて、冷蔵庫の野菜室で保存。
・冷凍保存をする場合は、生のままか、軽く下ゆでしたものを、ジッパー付きの袋に入れて、冷凍庫で保存。
■おすすめの食べ方
『アスパラガスの塩焼き』
<材料>(2人分)
・アスパラガス(太いもの) … 5~6本
・塩・こしょう … 少々
・オリーブ油 … 適量
<つくり方>
1.アスパラガスの根元を1~2cm切り落とし、根元の皮がかたく感じる場合はピーラーでむく。
2.フライパンにオリーブ油を入れ、アスパラガスを並べて中火で転がしながら全体に焼き色がつくように焼く。
3.火が通ったら塩・こしょうを振りかけて完成。
『アスパラガスときのこの和風パスタ』
<材料>(2人分)
・アスパラガス … 4本
・パスタ … 200g
・きのこ(エリンギやしめじなど) … 100~120g
・にんにく … 1かけ
・バター … 50g
・こしょう・レモン汁… 適量
・しょうゆ … 小さじ2
<つくり方>
1.アスパラガスは下半分の皮をむき、乱切りにする。きのこは一口大に切り、にんにくはみじん切りにする。パスタは規定通りにゆでておく。
2.フライパンにオリーブ油(分量外)を熱し、弱火でにんにくを炒め、香りがしてきたらきのことアスパラガスを炒める。火が通ったらバターとしょうゆを加え、パスタのゆで汁(おたま1杯分くらい)を入れて乳化させる。
3.ゆで上がったパスタを入れて、レモン汁、こしょうを振り、軽くあえて完成。
■アスパラガスの紹介
豊洲青果市場 卸 井岡毅志さん
「これから出てくるアスパラガスはとっても甘いです。お弁当などに入れて、皆さんたくさん食べてください」