「いつまでもじうじして
いるわけにいかない」竹下氏

9月に行われる自民党総裁選挙をめぐって、岸田政務調査会長が立候補を見送ったことを受けて、竹下派を率いる竹下総務会長は、党本部での講演で、派閥としての対応を決めるため意見集約を急ぐ考えを示しました。

9月の自民党総裁選挙をめぐって、岸田政務調査会長は24日、豪雨災害の対応や北朝鮮問題をはじめとした外交などに安倍総理大臣を中心に取り組む必要があるとして立候補を見送り、安倍総理大臣を支持する考えを表明しました。

これを受けて党内第3派閥の竹下派を率いる竹下総務会長は25日、党本部で行った講演で、「私自身、お盆くらいまでか、それ以降に派閥の対応を決めればいいと思っていたが、世の中の動きは少し早まったと感じている」と述べました。

そのうえで「私は『俺についてこい』というタイプの政治家ではなく、グループの中の意見をしっかり吸い上げたうえで対応を決めようと考えている。いつまでもうじうじしているわけにはいかず、どこかで決断しなければならない」と述べて、竹下派としての対応を決めるため、派内の意見集約を急ぐ考えを示しました。