菅氏 首相に選出
石破氏と岸田氏の反応

自民党の菅義偉総裁は、衆参両院の本会議で行われた総理大臣指名選挙の結果、第99代の総理大臣に選出されました。菅氏は、16日夜、菅内閣を発足させることにしています。

自民党の石破元幹事長と岸田前政務調査会長は、それぞれ次のように述べました。

石破氏「非常に手堅い印象」

石破元幹事長は、国会内で記者団に対し、「再任された人も多く、非常に手堅い印象だ。新型コロナウイルスの収束や経済再生の在り方などで、国民が『日本の課題が解決し始めたな』と実感できるよう、新政権にはお願いしたい」と述べました。

また、記者団が、党役員や閣僚の人事で派閥に配慮しすぎだと思わないかと質問したのに対し、「菅総裁はいろんな派閥の力があって、総理・総裁になったわけであり、努力したところに報いるのは当然だ」と述べました。

岸田氏「党内一致結束して政権を支えたい」

岸田前政務調査会長は、国会内で記者団に対し、「久々に新しい総理大臣が誕生したので、これからの日本が何を目指すのか、大きな方向性を示して、国民に希望をもたらしてほしい。新型コロナウイルス対策など大きな課題が山積していて、菅総理大臣のリーダーシップに期待し、党内が一致結束して政権を支えたい」と述べました。