か国の意思疎通と協力の
継続に期待」韓国 ムン大統領

韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、日中韓3か国の首脳会議のあと行われた共同記者発表で、北朝鮮への対応について、「完全な非核化と恒久的な平和定着が、北東アジアの平和と繁栄にとても重要であることについて認識を共にした」と述べ、3か国が足並みをそろえて、非核化を求めていくべきだと訴えました。

この中でムン大統領は「3か国は歴史的、地理的、文化的にも最も近い隣国だ。北東アジア地域の平和と繁栄に責任を持つ最も重要な協力のパートナーでもある。3か国の関係の重要性を再び確認し、協力の強化のための方法について集中的に議論した」と述べ、会議の意義を強調しました。

また、北朝鮮への対応については、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着、南北関係の改善が、朝鮮半島はもちろん、北東アジアの平和と繁栄にとても重要であることについて認識を共にした。3か国間の緊密な意思疎通と協力が続いていくことを期待している」と述べ、3か国が足並みをそろえて、非核化を求めていくべきだと訴えました。

さらに、韓国のピョンチャン(平昌)、東京、それに中国の北京でオリンピックとパラリンピックが連続して開催されることに触れ、「3か国間の協力を強化するため国民の交流と意思疎通をさらに拡大し、活発にしていかなければならない。北東アジアのオリンピックのリレーこそ、またとないよい機会だ」と述べ、スポーツなどを通じた交流にも期待を示しました。