文書管理 政治家に
分かるわけなく処分できぬ」

「桜を見る会」をめぐり、公文書管理の在り方が問題となる中、自民党の二階幹事長は「公文書の管理は役所の仕事だ」として、担当する閣僚ら政務三役の処分は必要ないという認識を示しました。

公文書管理をめぐっては、「桜を見る会」の招待者名簿を行政文書の管理簿に記載していなかったことなどを受けて、内閣府の歴代の人事課長が処分されるなど、その在り方が問題となっています。

自民党の二階幹事長は、記者会見で「特に罰するとか、そんな類いのものではないと思うが、公文書管理法違反などで処罰に値すると判断したなら、今後の反省材料としてはそれで結構かと思う」と述べました。

一方で、担当する閣僚ら政務三役の処分については「公文書の管理は役所の仕事であり、細かいことが政治家に分かるわけがない。分かるわけがないことで処分するというわけにはいかない」と述べ、必要ないという認識を示しました。